ちいきのたより

Vol.74  子どもが「帰りたくなる」まちづくり
兵庫県川西市 グートンライフ

地域のイベントにユンボで参加♪

おさんぽマルシェオープニング 『おさんぽマルシェ』はじまり、はじまり~♪

ことし10月27日の日曜日。
秋晴れの空のもと、グリーンハイツ(兵庫県川西市)で、コミュニティーのイベント『おさんぽマルシェ』が開かれました。ここはグートンライフの拠点でもあります。

イベントの合言葉は、「グリーンハイツをめっちゃおもしろい町にする!」
地元の商店やハンドメイド作家がお店を出し、ミュージシャンや子どもダンスチームが舞台でパフォーマンスを披露。

今年で3回目となる『おさんぽマルシェ』。
仕掛け人は、地元の活動団体、グリーンハイツ青年部の出口光洋部長。当社建築部の社員でもあります。

グートンライフも、「ユンボ・キャッチャー」と「木工教室」のコーナーで参加しました。イベント前日まで、社員それぞれが準備や段取りなどを仕事の合間にすすめました。

ユンボ体験コーナー 大人気のユンボ・キャッチャー

当日はたくさんの家族づれで大にぎわい。
おかげさまで、ユンボコーナーも定員オーバーの大盛況でした。目を輝かせてユンボを操作するこどもたち。準備の疲れも吹き飛びました!

ユンボに乗ったお子さまには、当社オリジナルの「ユンボ免許証」をプレゼント。
「免許証もらったよー」と、うれしそうに見せてくれる姿もありました。
この免許証は、遊び心あふれる社員のアイディアから生まれました。

オリジナルユンボ免許証
オリジナル「ユンボ免許証」発行♪
グートンライフの社員さんたち
いつでも“遊び心”を忘れない、グートンライフの社員

人を巻き込むまちづくりを

イベントの中心メンバーは、当社出口光洋をはじめ、グリーンハイツ青年部の19人。
年齢は20代後半から50代までと幅広く、職業もサラリーマン、美容師、整体師、酒屋、ショットバーのマスターとさまざまです。
この町で育った人も多く、ふるさとへの想いには強いものがあります。

出口光洋さん 出口光洋グリーンハイツ青年部部長(当社建築部)

地域の子どもたちは、大きくなってこの町から離れるかもしれない。でも時々「地元で楽しいイベントをやっていたな」「たまには家に帰りたいな」と思ってもらえる場所にしたい。そんな想いがイベントの原点だ、と出口スタッフは言います。

この町には、グートンライフをはじめ、いろいろな会社やお店がある。それを知ってもらうことも目的の一つでした。

グリーンハイツ青年部 イベントの“熱き”仕掛け人たち(グリーンハイツ青年部)

グリーンハイツは昭和40年代に開発され、高度成長期とともに歩んできました。でも今は高齢化が進んでいます。商店街も今一つ元気がありません。「町を盛り上げなければ」という危機感がメンバーにありました。

シャッター街 1960年代に開発された地域。高齢化が進む

仕事の合間に関係機関との交渉に奔走

「お散歩マルシェ」1回目の3年前は、出口スタッフがほぼ一人で準備と企画に奔走。

「すべてが大変でしたね(笑)。消防署や公園、保健所の許可をお願いに行って。仕事の合間に全部一人でやりました」

今は地域のママさんが実行委員として参加するなど、協力者も増えてきました。
出店者の応募はFacebookなどのSNSだけ。口コミも手伝って希望者が集まるようになりました。

お客様も年々増えて、今年ははじめて駐車場を増設するほどに。「楽しみにしているよ!」と声をかけられることも何度もありました。

 

『おさんぽマルシェ』のチラシ
グリーンハイツ住民で、当社社員でもある木村スタッフが作成

おさんぽマルシェのチラシ表

おさんぽマルシェ出店一覧 アクセサリーやスウィーツ、アロマなどワクワクするお店が多数出店

グートンライフのイメージづくりにつながる

おさんぽマルシェ司会 司会でイベントを盛り上げる出口スタッフ

イベントの名物コーナー、牛乳イッキのみ大会「世界の果てまで行ってG!」は大盛り上がり。参加型のイベントを仕掛けることで、地域の人たち同士がつながるきっかけがつくれた、と出口スタッフは言います。

グートンライフとしても、いくつかの手ごたえがありました。毎年、木工教室を出店しているので「グートンライフ」イコール「木」というイメージが定着しつつあります。さらに、お客様の層にも変化が見られます。

「若い世代のお客様が増えています。イベントの効果が出ていると思います」(出口スタッフ)

ライブ演奏 地元のプロ歌手もパフォーマンス

もっと地元企業をまきこめ!

木工教室 「木工教室」準備中♪ポスターや看板は社員が仕事の合間に製作
にぎわう木工教室 親子づれでにぎわう。ものづくりの楽しさを伝えたい

イベントの今後の課題は、もっと多くの地元企業を巻き込むこと。まだまだお店があるのですが、イベントに参加することをためらっているところもあります。大変そうに見えるのかもしれません。でも町を盛り上げるためには、地元のお店が参加しなければ意味がない、と出口スタッフは言います。

「やり続けることに意義があると思います。大変ですが(笑)」
仕事の合間にイベントの準備をするのは、かなりの負担。続けるのは難しいかも、という本音もポロリと出ます。動いてくれる人をどれだけ巻き込めるか。これがイベント継続の鍵になりそうです。

浜崎輝
ちいきの記者
浜崎輝はまさき・ひかる
「自然なくらし」にあこがれ、市民農園で家庭菜園を実践中。
家も自然な方がいい! と、国産素材を使った家づくりを地域に広めるべく、工務店で広報活動展開中。

 

兵庫県川西市 グートンライフ施工事例
(株)グートンライフぐーとんらいふ
兵庫県川西市緑台1-3-3
TEL:072-793-1855
URL:http://www.good-on.co.jp
『家づくりは、暮らしづくり』
グートンライフの会社名の由来は「Good on Life」から来ています。
いろいろご提案する中で、より良い暮らしを提供することは、より良い家づくりをすること。永く住み繋げる家づくりこそが、私達の使命であるということに辿りつきました。
健康・安全・環境エネルギー等を総合的に考えた時、どの場面でも妥協を許さず、各プロフェッショナルとの密な連係プレーがあるからこそ技術の向上にも繋がります。私たちは地域にとって必要とされる工務店をめざし、新築・リフォーム・不動産の「地域工務店」としての使命を感じています。

ちいきのびお参加工務店さん全国図

ちいきのびお