ちいきのたより

Vol.88  好きな物に囲まれる 自分らしい上質な時間。
愛知県豊川市 綺の家建業

二十四節気「晴明」 陽の光は明るく、花が咲き誇っています。
桜

今回は、モデルハウスオープンに向け〝お気に入り″を探しに行ったお話。

綺の家のモデルハウスは漆喰の塗り壁、無垢の木材に石と
使用した建材はことごとく素材の質感そのままの物。
劣化するのではなく
長い年月をかけゆっくりゆっくりと味わいを増しながら風化してゆく素材です。

その空間の中で

「日向ぼっこの暖かさを
通り抜ける風の心地よさを
四季折々を楽しむ暮らし。」

を提案したく完成したのは2018年の夏。


オープンを控え、
まだ空っぽのモデルハウスに味わいを添える物を置きたくて
さてどんなものがいいか、何処へ探しに行こうか…
ドウダンツツジと漆喰壁

綺の家のある愛知県には日本六古窯の内の2つ、常滑焼と瀬戸焼があります。
歴史あるそれぞれの場所に探しに行くことにしました。

その中でも最も古い歴史を持ち窯業の町として栄えた常滑焼。
現在でも多くの作家や職人さんが活動していて
昭和初期の登窯やレンガ煙突、黒い板壁の工場などが残る一帯では
迷路の様な路地を「やきもの散歩道」として散策することが出来ます。
常滑やきもの散歩道マップ
古民家を利用した雑貨店やカフェなども点在し
(かめ)や土管を道や壁に再利用した独特な風景を見ながら
いくつかの心躍るお気に入りを見つける事が出来ました。
常滑nuuと焼き物散歩
モデルハウスのあの空間に置くことを想像しムフフな感じです。
絶対合う!絶対かわいいぃぃぃぃ!!
掘り出し物を探すように
自分のお気に入りを見つけるのが楽しくてしかたありません。

見つけた器はそれぞれモデルハウスで空間を彩ってくれています。

次は瀬戸焼。瀬戸市へと。

日本で最も古くから釉薬を用いて陶器を完成させた焼き物として知られています。
陶磁器は総じて「せともの」と呼ばれる由縁です。

そこで見つけた小さな重箱のような焼き物。
一体何を入れる為の物か使い方などはさておき
色も形も質感もたまらなく可愛くて
そこにあるだけで気分が上がります。


今やモデルハウスは私にとって余りある上質な空間です。
漆喰の壁、無垢の材に石、それらの質感に囲まれた空間の中に
さらに心躍る〝お気に入り″が配置され
そこでお気に入りの器に煎れた飲むお茶はムフフのひと時です。
綺の家の漆喰壁と湯呑みと窓から見える中庭
人それぞれ〝お気に入り″は違いますし
何をもって上質とするかもひとそれぞれですが、
暮らしの中に自身のお気に入りを添える事は
自身にとっての上質な空間を創り出す事へと繋がり
そこで過ごす時間は上質なものへとなってゆくのではないでしょうか。

〝お気に入り″を見つけ出す事を楽しみながら
見つけた時のウフフ感を味わいながら
少しずつお気に入りを増やしていきたいと思います。

更に年を重ねるごとに味わいを増してゆくその空間の中で
自分自身の質も上げてゆくことが出来たらと思います。
少しずつ少しずつ。

原三保子
ちいきの記者
原三保子はら・みほこ
愛知県豊川市の綺の家建業勤務。広報部でもあり、営業部でもあり、設計部でも。小さな工務店は一人何役も、やる事いっぱい。その分やりたいことをやらせてもらえるチャンスもいっぱい。
もっともっと成長できるよう日々奮闘中です。

 

綺の家建業株式会社
綺の家建業きのやけんぎょう
愛知県豊川市大橋町2丁目64
TEL:0533-56-9159
URL:https://e-kinoya.com
私たち綺の家建業は『四季折々と漆喰と程のよい暮らし』をコンセプトに、日向ぼっこの暖かさを、通り抜ける風の心地よさを、四季折々を楽しむ暮らし。過度な設備ではなく、自然のちからを借りた程のよい暮らし。そんな暮らし、心地のよい住まいを提案しています。
設立から続く綺の家の思い‘House philosophy’は直訳すると住宅哲学とでも。よく考え、工夫を凝らします。これからも心豊かな暮らしを提案してまいります。

ちいきのびお参加工務店さん全国図

ちいきのびお