色、いろいろの七十二候

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小暑の色

蓮の花
金魚

画/柴田美佳

小暑

(しょうしょ)

7/7 ~ 7/21
梅雨明けが近付き、少しずつ暑さが本格化し始める頃。小暑(梅雨明け後)から大暑の時季を暑中と呼び、暑中見舞いはこの期間内に送る習わしとなっています。

こよみの色

そらいろ
空色

淡い明るい青色。空の色に規定はないため、この色は、明るい青を総称する名前。
  • 温風至(あつかぜいたる)

    7/7 ~ 7/11
    白南風

    「あつかぜ」なのだから、熱くて乾いた風をいうのでしょう。これに温風を当てるところが、微温的な日本の気候表現を感じます。この時期よく生じるフェーン現象は、湿った空気が山を越え、乾いた暖かい風となり吹き降ろす現象です。

    こよみの色


    浅縹(あさはなだ
    )

    やわらかい青色のことで、藍染により浅く染めた縹色(はなだいろ)。位色としては低く、縹色の最も薄い色。『薄縹(うすはなだ)』とも呼ばれることもありますが、『浅葱色(あさぎいろ)』という色名が一般に使用されています。

    長崎銘菓 麻花兒まふぁーる
    季節の一皿
    七夕伝統菓子、「索餅(さくべい)」をつくる

  • 蓮始開
    (はすはじめてひらく)

    7/12 ~ 7/16
    蓮

    夜明けと共に、泥の中に、水を弾いて優雅な花を咲かせ、四日目には散ってしまう蓮。俗世にあって俗世にまみれず、清らかに気高いことから、古代の人はこの花に極楽浄土を見ました。地下茎(蓮根)の他、花・葉・茎・種子も食用に。

    こよみの色


    淡群青(うすぐんじょう
    )

    群青色のやや薄い色調の色名。群青色は紫みがかった深い青色。人工の岩絵具ができるまで鉱物の瑠璃(ラピスラズリ)や藍銅鉱(アズライト)からつくられ、宝石に匹敵するほど高価で貴重な色であった。如来像や菩薩像の頭髪、曼荼羅の一部で使用されていた以外では、金沢などの伝統的な日本建築にて、お客様をお迎えする座敷に群青色の塗り壁が施されていたことが有名。

    冷汁
    季節の一皿
    あじ・みょうが入り冷汁

  • 鷹乃学習 (たかすなわちわざをならう)

    7/17 ~ 7/20
    オオタカ

    鷹の幼鳥が飛び立ち獲物を捕ることを覚える時期。鷹は飛翔力に優れ、最速80kmで獲物を急襲、食物連鎖の頂点にいます。が、それ故に生態系の自然が健全でないと生息できません。現在オオタカは、準絶滅危惧種に指定されています。

    こよみの色


    白群(びゃくぐん)

    白っぽい淡青色。藍銅鉱(アズライト)を細かい粉末に砕いてできる白っぽい顔料の色。粒子が細かくなるほど色が薄くなり、粒子の状態や色の濃淡から群青紺青白群と呼び名が変わります。

    ゴーヤ
    季節の一皿
    塩麹で、しし唐とゴーヤを炒める