色、いろいろの七十二候

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立秋の色

お祭り
花火

画/柴田美佳

立秋

(りっしゅう)

8/7 ~ 8/22
立春から半年が経ちました。暦の上では、立秋から立冬の前の日までが秋となります。秋とはいえ残暑は厳しく、実際には一年で最も暑い時季にあたります。また、この日から「残暑見舞い」となります。

こよみの色

つゆくさいろ
露草色

露草の花のような青色のこと。万葉人は、露草の花を擦った汁を、衣を染める他、染色の下絵を描く際に用いた。
  • 涼風至(すずかぜいたる)

    8/7 ~ 8/11
    風鈴

    暦の上では秋ですが、暑さは続くこの時期。空を見上げれば、モクモクと垂直に伸びるキノコのような夏雲が。でもその上に、サッサッと横に広がる大きな刷毛の跡のような秋雲が見え隠れ。季節とは日々僅かずつ巡っているのですね。

    こよみの色


    薄浅葱(うすあさぎ
    )

    『浅葱色(あさぎいろ)』を薄くしたような淡い青緑色のこと。『淡浅葱』とも。もとは若いねぎにちなんだ色だが実物の葱より青みが強く淡い色。浅葱色は江戸時代に流行り多くの派生色が生まれた。

    冬瓜
    季節の一皿
    夏にさっぱり、冬瓜のひすい煮

  • 寒蝉鳴
    (ひぐらしなく)

    8/12 ~ 8/16
    ヒグラシ

    ヒグラシは秋の季語ですが夏蝉です。甲高い鳴き声から「カナカナ蝉」とも呼ばれます。緑色の地に黒色や赤褐色の斑紋、ハネは透明でわずかに緑味を帯びています。涼しげな鳴声ですが、暑中の涼であって、いかにも夏を感じさせます。

    こよみの色


    浅葱(あさぎ
    )

    あざやかな緑みの青。青色よりも緑に近い、薄い藍色のこと。新選組が羽織等で使用した色。武士の死に装束(しょうぞく)の色として、切腹の時は「白無地の小袖に浅葱色の裃」とされていた。新選組もそれにちなんで浅葱色の羽織を着ていたと言われている。

    素麺
    季節の一皿
    旬の北海道産昆布でとった出汁で、
    素麺をいただく

  • 蒙霧升降 (ふかききりまとう)

    8/17 ~ 8/22
    霧

    「蒙霧」とは、纏わりつくように立ち込める濃い霧。「霧」とは、地面に近い空気が冷やされ、水蒸気が凝結して小さな水滴となって浮遊している状態です。同じ現象でも、見通せる距離(視程)が1km以上の場合は、「(もや)」と呼びます。

    こよみの色


    花浅葱(はなあさぎ)

    鴨頭草 つきくさ(露草)の青い花の汁を用いて染色した浅葱色。「花色がかった浅葱色」の意味で、少し緑がかった鮮やかな青色のこと。浅葱色は他に『水浅葱(みずあさぎ)』、くすんだ『錆浅葱(さびあさぎ)』などがある。

    ところてん
    季節の一皿
    天草から、手作りところてん