色、いろいろの七十二候

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白露の色

白露
彼岸花

画/柴田美佳

白露

(はくろ)

9/7 ~ 9/21
白露とは風のない晴れた夜に発生する「しらつゆ」のこと。夜冷気が増し草葉の上に露が結んで、白く光って見える様を言います。朝夕には涼しい風が吹き、心地良くなる頃です。

こよみの色

そしょく/しろいろ
素色

晒さない未漂白の繊維そのものの色。フランス名でベージュ・エクルーと同じ意味。
  • 草露白(くさのつゆしろし)

    9/7 ~ 9/11
    夜露

    風のない晴れた夜に発生する「しらつゆ」は、夢・この世・まぼろしと同義語として括られています。朝夕冷気が増し、草葉の上に露が結び、白く涼しく見えますが、それはまだ一瞬のもの。日が昇れば、残暑の現実が待っているのです。

    こよみの色


    人参(にんじんいろ
    )

    人参のような鮮やかな橙色。英名のキャロット・オレンジの訳語から。

    栗ご飯
    季節の一皿
    栗ご飯

  • 鶺鴒鳴
    (せきれいなく)

    9/12 ~ 9/16
    セキレイ

    セキレイは、細い嘴と長い尾が特徴のほっそりした体つきの鳥です。小型の昆虫類をエサにしています。セグロセキレイやハクセキレイなど、羽色は白黒を主としていますが、種によっては、頭部や下面が黄色いキセキレイなどもいます。

    こよみの色


    珊瑚(さんご
    )

    サンゴの粉末の色。黄みがかったピンクで英名では『コーラル』『コーラル・ピンク』と呼ばれる。日本で好まれたのは深く艶やかな紅色の珊瑚だが、輸出先の欧州では淡いピンク色の珊瑚が珍重された。英語ではエンジェルスキンと呼ばれた最上級の淡いピンク色が天使の肌のように清らかで愛らしいとして好まれた。

    きぬかつぎ
    季節の一皿
    きぬかつぎ

  • 玄鳥去(つばめさる)

    9/17 ~ 9/21
    燕の巣

    夏の間に家の軒下に巣をもうけ、子を産み育て、エサを運ぶために飛翔を繰り返していたツバメも、時季が来ると知らぬ間に去っています。それにしても軒のない家が増えました。ツバメが巣をかけるところも少なくなった、昨今です。

    こよみの色


    ()

    やや黄味の赤。植物のアカネの根を原料とする茜染の一種。養老律令衣服令には、四位は深緋(こきあけ)、五位は浅緋(うすあけ)とあり、それより下の位の官人には着用できない禁色となった。以後、緋色は中級官人の色として知られるようになり、多くの文学作品にも登場した。武士にも用いられ『平家物語』などに緋の腹巻や緋威(ひおどし)の鎧が登場する。庶民の衣装にも広く用いられるようになったのは江戸時代。

    梨
    季節の一皿
    梨を冷やして食べ比べ(幸水・豊水・20世紀)