色、いろいろの七十二候

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霜降の色

紅葉と霜
蜘蛛の巣

画/柴田美佳

霜降

(そうこう)

10/23 ~ 11/6
霜が降りるころという意味。東北などの北国では大地に霜が降りるようになり、紅葉する地域も少しずつ広がっていきます。また、この時季に吹く風を「木枯らし」と呼びます。

こよみの色

ひわいろ
鶸色

鶸の羽毛の色を模した、緑みの黄色を代表する色名。このやや強い緑が、鶸萌黄(ひわもえぎ)。
  • 霜始降(しもはじめてふる)

    10/23 ~ 10/27
    霜

    「霜」は、地面や物などの表面が放射冷却によって冷え、その上に空気中の水蒸気が直接昇華して氷(結晶)ができる状態をいいます。太陽が顔をのぞかせるとすぐに消えてしまいますが、目に入る一瞬の寒さに、秋の深まりを覚えます。

    こよみの色


    錆桔梗(さびききょう
    )

    桔梗色に比べ、くすんだ桔梗の花の青紫色。「錆」は赤錆という意味ではなく、彩度の低い色の形容詞として使われる。

    天然なめこ
    季節の一皿
    天然なめこのお味噌汁

  • 霎時施
    (こさめときどきふる)

    10/28 ~ 11/1
    雨に濡れたキバナコスモス

    小雨が思いがけずパラパラと降ってはやむ時候。「春雨」が何かしら華やいだものがあるのに対し、「秋雨」はどこかしら淋しげな語感があります。「秋霖(しゅうりん)」「霧雨」「秋時雨(あきしぐれ)」とも呼ばれ、蕭条(しょうじょう)として冷たい雨だれの音が聞こえてきそうです。

    こよみの色


    濃紫(こむらさき
    )

    濃い紫色。コムラサキの実の色に似ていることから、いつからか「小紫」という名に変化し定着するようになった。

    新海苔
    季節の一皿
    やわらかな「新海苔」に舌鼓

  • 楓蔦黄(もみじつたきばむ)

    11/2 ~ 11/6
    モミジと鯉

    「もみじ」には、葉の中の酵素系と自然条件による酵素系作用の違いが絡み合い、「紅葉」「黄葉」「褐葉(かつよう)」があります。秋霜や時雨の冷たさに揉み出されるように色づくことから<揉み出づ→もみづ→もみじ→紅葉>に転訛したそうです。

    こよみの色


    刈安(かりやす)

    薄い青色がかった黄色。ススキの仲間、刈安で染められた色。刈安という名は、「刈り易い」ことから付けられ、入手が容易であることから希少価値に欠けるとされた。

    にんじん
    季節の一皿
    人参ジュース&人参(搾りかす)ふりかけ