仙之助編 二十二の十一

ジャパネスク 富士屋ホテル物語

山口由美さん

仙之助はあらためてカウボーイとして過ごした日々を振り返った。 乗馬が下手くそな自分と違い、自在に馬を…
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七十二候 橘始黄たちばなはじめてきばむ

二十四節気 小雪しょうせつ

橘は柑橘類の総称。蜜柑が黄色に色づきはじめるのは晩秋ですが、炬燵に温州みかんは冬籠の象徴です。…
続きを読む『びおの歳時記』

仙之助編 二十二の十

ジャパネスク 富士屋ホテル物語

山口由美さん

少しの間をおいて、即答したのは富三郎だった。 「それは心強い。なあに、牛の扱いは私が教えますよ」 「…
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七十二候 朔風払葉きたかぜこのはをはらう

二十四節気 小雪しょうせつ

朔は北の方角を意味する漢字で朔風は凩を指します。枯葉が風に払われ落葉となり、あとには枯木が残る…
続きを読む『びおの歳時記』

小雪の色

二十四節気の色と食卓

びお編集部

画/柴田美佳 小雪 (しょうせつ) 11/22 ~ 12/6 小雪がちらつき始めるという意味。北海道…
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【お知らせ】『ジャパネスク 富士屋ホテル物語』掲載ページ移転のご案内

トピックス

びお編集部

お知らせ いつも連載「ジャパネスク 富士屋ホテル物語」をご愛読いただき、誠にありがとうございます。 …
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仙之助編 二十二の九

ジャパネスク 富士屋ホテル物語

山口由美さん

「ところで、お二人はどういう経緯でカウボーイに?」 浜尾に核心の話を振られて、仙之助と富三郎は顔を見…
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七十二候 虹蔵不見にじかくれてみえず

二十四節気 小雪しょうせつ

虹よ、さらば。でも冬の空にも時雨のあいだに虹を見られます。ただ稀であるのは確かで、にわか雨など…
続きを読む『びおの歳時記』

七十二候 金盞香きんせんかさく

二十四節気 立冬りっとう

金盞は水仙を指します。金盞花は別の花。金盞は中国の書物で水仙を金盞銀台と形容していることに由来…
続きを読む『びおの歳時記』

仙之助編 二十二の八

ジャパネスク 富士屋ホテル物語

山口由美さん

「もしかして、その帽子もカウボーイの装束なのですか?カリフォルニアでも見かけることはあるのですが」 …
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七十二候 地始凍ちはじめてこおる

二十四節気 立冬りっとう

土が凍り始めること。目につくものに霜柱があります。寒くなり始めたけれど上着を羽織ればしのげるこ…
続きを読む『びおの歳時記』

仙之助編 二十二の七

ジャパネスク 富士屋ホテル物語

山口由美さん

浜尾新は一八四九(嘉永二)年の生まれ、仙之助の二歳年上だった。オークランドで出会った時は二十五歳。但…
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立冬の色

二十四節気の色と食卓

びお編集部

画/柴田美佳 立冬 (りっとう) 11/7 ~ 11/21 冬立つ頃。秋分と冬至のちょうど中間にあた…
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七十二候 山茶始開つばきはじめてひらく

二十四節気 立冬りっとう

つばき、ですが漢字は山茶花。時季としても山茶花でしょう。初春から咲き始める椿は落椿といい花がま…
続きを読む『びおの歳時記』

七十二候 楓蔦黄もみじつたきばむ

二十四節気 霜降そうこう

楓や蔦が色づきます。紅葉も黄葉ももみじと読み、日照時間が短くなり落葉樹の葉が老化して色づくこと…
続きを読む『びおの歳時記』

七十二候 霎時施こさめときどきふる

二十四節気 霜降そうこう

時は「ときどき」の意。ときどき降る小雨は秋の長雨のように長い間降らず、すぐに降ってはすぐに止む…
続きを読む『びおの歳時記』

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