仙之助編 十九の八

ジャパネスク 富士屋ホテル物語

山口由美さん

伊藤博文と仙之助、富三郎の三人は朝食を終えると、客車に戻って話を続けた。仙之助と富三郎はだんだんに打…
続きを読む

七十二候 霞始靆かすみはじめてたなびく

二十四節気 雨水うすい

霞がたなびく。「さくらさくら」の歌詞に「やよいの空は見わたす限りかすみか雲か匂いぞ出ずる」とあ…
続きを読む『びおの歳時記』

山本有三記念館——大正の住宅——

まちの中の建築スケッチ

神田順さん

東京新聞には、ときどき都内近郊の建築の記事が載る。「文学散歩」ということで紹介されていたのが、山本有…
続きを読む

雨水の色

二十四節気の色と食卓

びお編集部

画/柴田美佳 雨水 (うすい) 2/18 ~ 3/4 「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となれば也」。…
続きを読む

七十二候 土脉潤起つちのしょううるおいおこる

二十四節気 雨水うすい

雨が降り、雪が融け、潤う。中国版七十二候の雨水初候は獺祭魚で、こちらの方が旭酒造の純米大吟醸「…
続きを読む『びおの歳時記』

仙之助編 十九の七

ジャパネスク 富士屋ホテル物語

山口由美さん

伊藤博文の本質を突くような問いに仙之助は、考え込んでしまった。 「なぜ執拗に異国をめざすのか……………
続きを読む

海から山を思う漁師・海子丸さんの一本釣り鮮魚

びおの珠玉記事

びお編集部

※リニューアルする前の住まいマガジンびおから珠玉記事を再掲載しました。 (2010年02月09日の過…
続きを読む

七十二候 魚上氷うおこおりをいずる

二十四節気 立春りっしゅん

魚が氷の割れ目からおどり出る。七十二候は俳句ではあまり使われませんが、これは氷を「ひ」、上を「…
続きを読む『びおの歳時記』

仙之助編 十九の六

ジャパネスク 富士屋ホテル物語

山口由美さん

ユニオン駅を発車してまもなく、ボーイがやってきて、長椅子をつなげてシーツを敷き、寝床を作ってくれた。…
続きを読む

猫は肉球も心も繊細だってばよ

我輩は歌丸である。

永田花さん

あっという間に2月ですね。新年の抱負は既に忘れてしまっています。 さて!歌丸は引き続き実家にいます。…
続きを読む

七十二候 黄鶯睍睆うぐいすなく

二十四節気 立春りっしゅん

ウグイスが鳴く。深い茂みにいて姿はなかなか見かけないませんが雄は縄張りを宣言するために鳴き、オ…
続きを読む『びおの歳時記』

調理器具を見なおそう。ひじきと鉄の関係を通じて―

びおの珠玉記事

びお編集部

※リニューアルする前の住まいマガジンびおから珠玉記事を再掲載しました。 (2016年03月20日の過…
続きを読む

立春の色

二十四節気の色と食卓

びお編集部

画/柴田美佳 立春 (りっしゅん) 2/3 ~ 2/17 春の始まり。旧暦で立春は新年の始まりとされ…
続きを読む

七十二候 東風解凍はるかぜこおりをとく

二十四節気 立春りっしゅん

春風が氷を融かす。この春風は春の雨を日本列島に呼び寄せます。東風は本来「こち」と読みますが、春…
続きを読む『びおの歳時記』

仙之助編 十九の五

ジャパネスク 富士屋ホテル物語

山口由美さん

午後五時頃、お茶と軽食が伊藤博文の私室に用意された。テーブルについたのは仙之助と富三郎と三人だけだっ…
続きを読む

七十二候 鶏始乳にわとりはじめてとやにつく

二十四節気 大寒だいかん

鶏が卵を産む。寒中に産まれた卵は寒卵で栄養価が高いとされていますが、大寒のときに産まれた卵は特…
続きを読む『びおの歳時記』

続きを読む