仙之助編 七の五

ジャパネスク 富士屋ホテル物語

山口由美さん

クレマチス号は北海道の箱館(函館)で短い寄港をして、追加の補給をした。 横浜と同じく日米和親条約で開…
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仙之助編 七の四

ジャパネスク 富士屋ホテル物語

山口由美さん

「ジョンセン、もういいだろう。甲板に出てこい」 ダニエル船長の声に一安心して、仙之助は甲板に出た。 …
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根津教会——大正のころの景観——

まちの中の建築スケッチ

神田順さん

建築はそれにまつわる物語があると景観要素としての価値が高くなる。もちろん、長く同じ外観で存在していれ…
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仙之助編 七の三

ジャパネスク 富士屋ホテル物語

山口由美さん

捕鯨船のクレマチス号は、帆に風をはらみながら、横浜の東波止場を離れた。 ユージン・ヴァン・リードがた…
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僕ら家族しか受け入れないよ

我輩は歌丸である。

永田花さん

今月は可愛い猫ちゃん達に会いに行ったお話です。20年来の友人が保護猫2匹(兄弟)を迎える事になったの…
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森里海から・ニホンタンポポ

びおの珠玉記事

菅徹夫さん

日本の春の代表的な花と言えば・・・タンポポを連想する人も多いのではないでしょうか。 しかしタンポポに…
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仙之助編 七の二

ジャパネスク 富士屋ホテル物語

山口由美さん

出航の日は、瞬く間にやって来た。 仙之助は、粂蔵が旅立ちの選別にと外国人居留地のテーラーで仕立ててく…
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仙之助編 七の一

ジャパネスク 富士屋ホテル物語

山口由美さん

横浜を焼き尽くした豚屋火事は、港を整備するきっかけにもなった。 開港時に設けられたのは、外国船用の通…
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仙之助編 六の十二

ジャパネスク 富士屋ホテル物語

山口由美さん

「本当にジョンマンと同じ船に乗っていたのですか?」 仙之助は頬を紅潮させてダニエルに問いつめた。 「…
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国際子ども図書館——明治建築の再生——

まちの中の建築スケッチ

神田順さん

その名からは想像できないほどの威容をもった国際子ども図書館。その訳は『夢見る帝国図書館』(中島京子著…
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垣入(かいにょ)

森里海から「あののぉ」

菅徹夫さん

富山県の砺波(となみ)平野は、散居村の地として知られています。 散居村とは家一軒一軒が広大な耕地を挟…
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仙之助編 六の十一

ジャパネスク 富士屋ホテル物語

山口由美さん

梅屋敷からの帰路、馬に乗ったヴァン・リードとダニエルの手綱さばきは自然とギャロップ(馬を速く走らせる…
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人と同じのが食べたい気分なのよ

我輩は歌丸である。

永田花さん

年末年始を実家でゆっくり過ごした歌丸ですが、諸事情により居候を続けています。図々しいですね。 突然で…
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2022年<びお>オリジナル「二十四節気七十二候」カレンダーのご案内~立春2月3日始まり~

トピックス

びお編集部

<色を愛でる・手で遊ぶ>「ORIGAMI」 週・月という時間の刻みとは異なる、 <もうひとつの暮らし…
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仙之助編 六の十

ジャパネスク 富士屋ホテル物語

山口由美さん

それは、仙之助の運命が決まった瞬間だった。 「急いではいない。北の海でたっぷり仕事をしてもらった後で…
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仙之助編 六の九

ジャパネスク 富士屋ホテル物語

山口由美さん

「実はお前に頼みたいことがある」 ヴァン・リードは、ダニエルが満足げに昼食を終えるのを見て切り出した…
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