やっぱりいたよ!節気たち
日本の四季は、春夏秋冬です。変わることなく、この順番です。「今年は、夏が終わって春が来ました。」なんて、聞いたことがありません。そしたらね。見つけたんです。ちゃーんとお仕事している24人の「節気」のみなさまを。季節の変わり目を知らせる節気たち。昔から伝わるこよみ「二十四節気」をもとにした、絵本のような物語です。
Vol.10 立春
節分の翌日。 寒さのピークも終わりを告げようとするころ、り・しゅんくんがやってきました。
しゅんくんはまだまだ寒いこの季節に、春の気配を見つけては、春の演出をしていきます。うぐいすに美しい初音をお願いをしたり。雪の下にうもれた花をみつけては、雪から顔をのぞかせてあげたり。そして梅の木には「できるだけ、早めに咲いてね」と、どきどきしながら声をかけてみたり。ほかにもいろいろ。
自分が人間たちからとても注目されている節気だということもよく知っているので、しゅんくんは期待に応えたいと、張り切っていますよ。