ちいきのたより

Vol.92  半径500m、地域と共に 
和歌山県和歌山市 和秋建設

桜

霜止出苗(しもやんでなえいずる)

今まで経験したことのない、先の見えない日々が続いています。
新型コロナウイルスの見えない驚異に戸惑う毎日。
それでも木や花はしっかりと準備をして次々と花を咲かせて実を付けて、
またその次への準備をしているはず。

ツツジ

桜の次の主役はと言わんばかりに咲くつつじ

住むこと、暮らしを止めることはできません。
私たちも不安な気持ちをもちつつも先をみて進んでいくようにしなくては。
不要不急の外出を控えて今回のテーマは会社の半径500m。
地図上に円を描いてみると気が付いたことが。
私の実家も今の住まいもこの円の中にあるということ。
まさに生まれ育ち、学び、働き、暮らす町なのです。
和歌山市地図

googleマップより


和歌山城

すぐそばには和歌山城

街灯のソーラーパネル

お城の雰囲気に合わせた街灯。屋根にソーラーパネルが載っている!

昔は城下町として栄えたであろうところに和秋建設はあります。
城下町とはいえこの辺はビジネス街、古い建物などはずいぶん減っている気がします。
寄合橋

地名と同じ名前の寄合橋

寄合橋から見た紀の川

1941年にコンクリートで架け替えられたそうです

紀の川支流

川沿いには酒造会社


こども科学館は1981年に開館されたプラネタリウムのある科学館です。
和歌山市こども科学館
タイルが素敵です。残念ながらしばらくお休みです。本来なら学校の遠足や見学で小さな子供たちがたくさん集う賑やかな場所ですが今はひっそり。

この界隈はいま大きな建物が建築ラッシュです。

建設ラッシュ和歌山市は人口が減っていて、特に若い人は進学等で出てしまい和歌山に戻らない人も多いです。
特にドーナツ化現象で市内の中心は減っていく一方。
私が子供の時通っていた小学校も中学校も統合でなくなってしまいました。
その跡地に大学を誘致して若年層の流出を防ごうという取り組みで3大学が新設されました。
小学校の跡地には看護学校ができ、中学校の跡地には市民会館と和歌山大学薬学部が建設中。
和歌山城がどんと目の前の立地。
まだ実感的に学生さんが増えたなーと思うことは少ないのですが近いうち感じられる日が来るのかなと思っています。

そして会社の最寄りの駅、和歌山市駅が和歌山市の新しいランドマークとして「食」・「医」・「泊」・「働」・「本」が集まる場所、
キーノ和歌山となり4月24日にオープンの予定でしたがこちらもしばらく延期になってしまいました。

建築中の和歌山市駅
生鮮食品を扱うスーパーに病院、和歌山ならではの飲食店やスポーツジムなども併設されています。
建物には木がたくさん使われています。
和歌山は紀ノ國、木の国です。
紀州材がたくさん使われていて気持ちが和みます。


とっても楽しみにしていたこの施設で、のんびりと本を読んだりお茶したりはもう少し先になるかもしれません。
この駅から他府県に遊びに行くことも、30分電車にのって関空から旅に出ることも。
でもそんな日がまた来るまで、この駅から和歌山にたくさんの人が来てくれるときがくるのを楽しみにしています。

鶴田 環
ちいきの記者
鶴田 環つるた・たまき
和歌山 和秋建設でおもに広報、web関係を担当。
田舎暮らしと町での暮らし、お仕事と家業どちらも楽しみ両立しています。
日々の暮らしの中での気づき、つながりを大切に考えています。

 

和秋建設
(株)和秋建設わしゅうけんせつ
和歌山県和歌山市北新戎ノ丁22番地
TEL:073-463-0748
URL:https://www.washu-m.com
和歌山市で地元の紀州熊野材を使い、安心で快適、そして豊かな暮らしを育む木の家づくりに取り組んでいます。「町の工務店」だからこそ目の行き届く「家守り」としての役割を地元和歌山で担いたいと考えています。時間をかけて育ち、乾燥させた良質な紀州材を使い木や人のぬくもりが感じる家づくり。住み継ぐことも大切に考え古民家再生にも力を入れています。

ちいきのびお参加工務店さん全国図

ちいきのびお