我輩は歌丸である。

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おうち時間が楽しくなる、
ぼくの習慣をちょっとだけ教えるよ

今月はまたまた歌丸が私の家に戻って来たお話です。

今回は2週間ほどの滞在で、長く一緒にいられるので私はワクワクしていました。GWに一度帰って来たので、前回の様にオドオドする事もなくリラックスモードで安心しました。しかし断りもなくいきなり連れて来られたのでムッしているようです。皆さんはこんなに不機嫌な猫の顔を見た事がありますか? あー!憎たらしい!
ムスっとした顔もかわいい

一晩寝て気が済んだのか、次の日からは通常運転です。

突然ウッコ状の毛玉と共にカリカリをケポッと吐き出すし、私が食事中だってお構いなしにウッコをします。

お出かけに行く準備をしていたら、ソファーの影からこちらをジッと見ていたり
ソファの隙間からこっそり見てくる猫
 
食べ終わってすぐもっと食べたい!とキッチンカウンターに登ろうとしたり
キッチンに登る気満々な猫
 
暑い日にベランダでくつろぎながら、ちゅーるをねだったりします。
ちゅ〜るをねだる歌丸 
 
大好物のシーバ(歌丸の大好きなカリカリ)を盗みシレっと2袋完食していたり
シーバを盗んだ歌丸
 
仔猫の頃よく寝ていたクッションで寝てみたり
子猫の時使っていたのを思い出しているのかな
 
私の厳しい監視を受けながら外廊下で楽しんだりしました。
ちょっと外を冒険
 
緑といえば観葉植物しかない都会の部屋で精一杯楽しんだ歌丸なのでした。

 
あー!やっと帰ってきた。やっぱり実家は最高だね!

ここは私の実家なの!あんたの実家は私の家!

ちがうのよ!ここが僕の実家よ!!

そんな事言わないでよ。たまにはうちにも帰って来てよ。

一日シーバ2袋くれるなら行くよ!

来なくてよろしい!

そろそろ歌丸の苦手な暑い日々がやってきます。今年も無事に夏を越せるのでしょうか?それはまた別のお話。

著者について

永田花

永田花ながた・はな
文化学院建築科を卒業後、ステンドグラス作家の山本幸子氏(株式会社山本・堀アーキテクツ)の下で働きながら物つくりの基本を学ぶ。その後N設計室勤務。仕事をしながらクラブイベントの会場装飾・ポスターやフライヤーデザインを手がける。現在は写真を使ったオーダー雑貨のデザイン・制作を生業としている。
http://87utamaru.wix.com/tutti-cat

連載について

永田花さんの飼い猫歌丸くんの日常について綴るエッセイ。歌丸は猫っぽくない、と花さんから聞いて、それはどういうことだろう?ととても興味を持ちました。花さんと歌丸との出会いから、これまでのこと。ほっと一息つけるようなエピーソードにあふれています。