びおの珠玉記事

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夏の果物、スイカ

※リニューアルする前の住まいマガジンびおから珠玉記事を再掲載しました。
(2009年08月07日の過去記事より再掲載)

すいか

「立秋」を迎え、暦の上ではもう秋ですが、まだまだ暑い日が続きます。
暑い夏の代表的な果物といえば、スイカ。夏の風物詩とも言えるでしょう。太陽がじりじりと照りつける浜辺でのスイカ割り、キャンプの時に川で冷やして食べたスイカ、虫取りの合間に縁側に座って風鈴の音を聞きながらほおばったスイカ……そんなふうに、夏の思い出には、しばしばスイカが登場するように思います。
大きな球形で、ずっしりとした重さ、緑色に黒い縞。包丁でスパッと切ると、鮮やかな赤色の果肉と、小さな黒い種が現れます。シャリシャリとした食感。甘くみずみずしい果肉が、のどの渇きを潤してくれます。
赤いすいか

スイカの歴史

スイカの原産地は南アフリカのカラハリ地域です。
今から4000年も前に、既にエジプトでスイカが栽培されていたと言われます。当時のエジプトの壁画にスイカ栽培の様子が描かれています。エジプトから、東方へは中央アジア・インド・中国へと伝わり、西方、ヨーロッパへは地中海沿岸地方を通って伝わっていきました。
スイカの日本への渡来には諸説あります。安土桃山時代・天正7(1579)年にポルトガル人がかぼちゃの種と一緒に長崎に伝えたという説、江戸時代・寛永年間(1624〜1644年)に中国から渡来したという説、江戸時代・慶安年間(1648〜1652年)に隠元禅師が中国から日本に伝えたという説、などです。しかし、平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて描かれたとされる『鳥獣戯画』にスイカらしき縞皮の果実の絵が描かれていること、義堂周信(1325〜1388年、南北朝時代の僧)の『空華集』にスイカの詩が見られることなどから、スイカはもっと古い時代に日本に伝わっていたのではないか、とも言われています。
スイカは漢字では「西瓜」と書きますが、これは中国語の「西瓜」(西域から伝わった瓜、の意)に由来します。日本語の「スイカ」という発音も、中国語の「西瓜(シークゥワ xīguā)」から変化したものであるとされています。
スイカが全国に広まるのは江戸時代の後期になってからです。そして明治時代に入ってアメリカから多くの品種が導入されました。大正時代に奈良県で、アメリカの品種「アイスクリーム」と在来種から「大和」というスイカがつくられ、このスイカが日本の品種改良の基礎になりました。早くからスイカが普及していた千葉県においても大正時代から「大和」を基にした品種改良が開始され、昭和初期に「都系」と言われる品種の育成に成功し、これが関東地方の近代品種の基礎となりました。
こうして昭和初期に、奈良を中心とした大和スイカと、関東地方を中心とした都スイカの二大品種が確立されました。現在ある様々な品種は、ほとんどがこの二つの品種の流れを汲んでいます。それ以前は黒皮・無地皮のスイカが一般的でしたが(「鉄カブト」とも呼ばれていたそうです)、この頃から緑の地に黒い縞のあるスイカが作られるようになり、急速に広まっていきました。その後も、日本の気候や風土に合わせて改良が繰り返され、現在に至っています。

スイカの効能

スイカには水分が多く、暑い夏にのどの渇きを潤してくれます。スイカの90%以上が水分です。原産地のアフリカの砂漠地帯では、今でも貴重な水がわりの食べ物になっているそうです。英語では「ウォーターメロン(watermelon)」と呼ばれます。
その他、糖分、ビタミンA(カロテン)・B1・B2・B6・Cなどのビタミン類、カリウム・カルシウム・リン・鉄などのミネラル類、グルタミン酸やアルギニンなど、多くの成分が含まれています。
汗をかくと体に含まれている水分やミネラル分が失われてしまいますが、スイカを食べることで、水分やビタミン、ミネラルを補給することができます。スイカには、スポーツドリンクに負けないくらいのビタミンやミネラルが含まれています。また、スイカの糖分はブドウ糖や果糖などで、からだに吸収されやすく、すぐにエネルギーになります。夏の暑さで疲れた体を癒すのに、即効性があります。
また、スイカに含まれるシスティンは、メラニンを抑制し、シワやシミなどに効果があるので、肌の美容対策にも役立ちます。
スイカの果汁に含まれる亜鉛には、体の内外の傷の治りを早くする働きがあるので、口内炎に効くとも言われています。1日に数回、スイカのしぼり汁を1〜2分口に含んで吐くことを繰り返すと、口内炎の熱が取れ、痛みがやわらぐそうです。また、やけどにはスイカの焼酎漬けがよく効くそうです。

スイカに含まれる成分の中で、特に注目されるのは、リコピン・シトルリン・カリウムの3つの成分です。

(1)リコピン
赤い果肉のスイカに含まれる、赤い色素です。トマトにも含まれています。スイカはトマトの1.5倍のリコピンを含みます。
 活性酸素が増えすぎると、動脈硬化やガンなどを引き起こすことになりますが、リコピンにはこの活性酸素を抑制してくれる、強い抗酸化作用があります。動脈硬化、ガン、生活習慣病の予防に効果があります。

(2)シトルリン、カリウム
シトルリンはアミノ酸の一種で、利尿効果が高く、アンモニアを分解する作用があります。1930年に、日本でスイカから発見されました。シトルリンという名前はスイカの学名Citrullus vulgaris(シトルラス ブルガリス)に由来します。最近、シトルリンのドリンクやサプリメントも販売されるようになり、注目されています。
カリウムはミネラルの1つで、やはり利尿作用があり、体内の不要な塩分を尿の中へ出す働きがあります。
スイカにはこのシトルリンとカリウムが豊富に含まれており、そのうえ水分が多いので、抜群の利尿効果を発揮します。体内の老廃物の排出を促し、腎臓の働きを高めることが期待できます。体のむくみも改善します。
また、利尿作用によって食中毒の毒素を早く体の外に排出するので、スイカの絞り汁を飲むと、食あたりにも効果があるそうです。
スイカの利尿作用は、カリウムにより尿と一緒に体内の不要な塩分を排出することから、高血圧や動脈硬化、膀胱炎にも効果があると言われています。

スイカ糖

このスイカの利尿作用は、生でそのまま食べても十分に効果がありますが、スイカを煮詰めて「スイカ糖」をつくることによって、さらなる効果を期待できます。スイカ糖は古くから腎臓病の薬として用いられてきました。
利尿作用によって腎臓病・むくみ・膀胱炎・高血圧・動脈硬化などに効果があるばかりではなく、のどの痛みや咳、痰などにも有効です。
スイカ糖は、果肉を鍋に入れて熱し、固形がなくなったらこして、長い時間をかけて水あめ状になるまで煮詰めてつくります。より薬効を期待したい場合には、種も入れてつくるといいそうです。(水分が3分の1程度になったところで種だけ取り出し、さらに残りを煮詰めます。)
出来上がったスイカ糖は熱湯消毒したビンに入れて、冷蔵庫で保存します。毎日小さじ1〜3杯ほど食べるとよいそうです。蜂蜜のように、紅茶やコーヒーに入れたり、料理やお菓子づくりに利用したりしている方もいるようです。
スイカ糖は保存がききますので、季節に関係なくスイカの成分を摂取することができます。

スイカの皮や種、どうしてますか?

スイカを食べるとき、赤い果肉だけを食べて、皮や種は捨てる、という方が多いのではないでしょうか。でも、皮も種も食べられます。
実は、シトルリンやカリウムは皮の部分に多く、利尿作用は果肉より皮の方が強いと言われています。
また、種にはリノール酸やタンパク質が非常に多く、その他、脂質・カルシウム・リン・鉄・カロチン・ビタミンB1・ビタミンB2・ナイアシンといった栄養が豊富に含まれています。種に含まれるリノール酸はコレステロールや血圧を低下させます。他にも、種は老化防止や動脈硬化の予防にもつながりますし、解熱作用があるので熱さましに用いたり、果肉や皮と同じく利尿効果もあると言われています。
スイカの皮も種も、漢方では薬材として使われています。
世界には、食用の種をとるためにスイカを栽培している地域もあります。アジアでは種を炒ってカラを歯で割り、種の中身を食べる地域が多いそうです。中国では、ヒマワリの種・カボチャの種とともに、とてもポピュラーな食べ物で、お茶請けやお酒のつまみとしてよく食べられています。料理やお菓子にも使われるそうです。種を炒って味付けをして食べます。スイカといっても日本のスイカとは違い、種をとるための、種の大きな品種があるそうです。また、ベトナムではスイカの種を赤く色づけし、食べるそうです。カフェでお茶請けとして出てきたり、赤い色がおめでたいということで特に旧正月に好んで食べられるそうです。

【ご参考】
タイでも食べられています。
■バンコクナビ:【今月のフルーツ】スイカ編(下部にスイカの種について)
http://www.bangkoknavi.com/blog/blog_top_view.php?blog_id=5000913

スイカの皮と種を食べるのは、まず体にいいですし、生ゴミの量を減らせてエコにつながりますし、無駄なく食べられて経済的でもありますし、いいことずくめ。「一石二鳥」ならぬ一石三鳥です。
そんなわけで、スイカの皮と種を食べてみました。

まずはスイカを購入。

まずは、スーパーでスイカを購入。カットされたものではなく、丸ごとのスイカを買いたいと思い探してみると、大玉のスイカが1つ1,500円弱で売られていました。そして「地元の野菜」のコーナーに1つだけ、小玉のスイカを発見。地名と生産者の方の名前だけが貼られていて、ビニールひもで編んだネットに入っていました。600円とお手頃。これを買うことにしました。

購入したスイカ

購入したスイカ。このビニールひものネットの編み方にも感心させられました。


直径約18cmの小玉のスイカではありますが、それでもかなりずっしりと手ごたえがあります。体重計に載せて量ってみると、重さは約3.5kg。
ヘタは茶色くなっています。これがまだ蔓についていた時のことに思いが及びます。初めはほんの小さな実で、それがだんだん、だんだん大きくなって、この大きさにまでなったんだなと想像します。両手で抱えるとずっしりと重く、何だかとても大切なものを持っているような感じがしました。

切る前のすいか

切る前には全く予想しなかったのですが…。

表面を洗ってまな板に載せ、包丁の刃を当てて力を入れると、刃がスッとすんなり入っていきます。スパッと切れて気持ちがいいなあと思いつつ、スイカに注目していると……えっ?!
なんと、黄色いスイカでした。

黄色いスイカ

切ってびっくり、黄色いスイカでした。

品種等何も書いてありませんでしたし、一般的な赤いスイカだとばかり思っていました。まさか黄色いスイカだとは……びっくりしました。

スイカの皮を食べる

スイカの皮は、ウリの身に似ています。甘みがなく、淡白なので、漬物や炒め物、酢の物等、いろいろと楽しめます。軽く塩でもんでから使うと水っぽくならず、味もなじみやすくなるそうです。
特に漬物にするのが一般的なようですが、今回は次のレシピで炒め物に挑戦してみました。

果肉は他のことに使うので取っておき、皮のみを使います。赤い果肉が少し残っていると甘みがあって仕上がりもきれいとのこと。今回は黄色い果肉ですが、少しだけ残しておきます。

スイカの皮

スイカの皮。果肉を少し残しておきます。

外側の緑色の部分はむきます。

スイカの皮の内側

外側の緑色の部分はむきます。

薄い細切りにして、塩をふりかけ、なじませます。少し時間をおいてしんなりしたら、キッチンペーパーなどで水気を拭き取ります。
思いのほか多くの水分が出て、びっくりしました。「スイカは90%以上が水分」だということを実感します。

薄切りのすいかの皮の内側

薄切りにして水分を拭き取ったスイカの皮。

他の材料を準備します。豚肉と人参は細切りにし、にらは5cmの長さに切り、生姜は千切りにします。ちょっと手を抜いて、もやしの芽と根を取り除くのは省略し、洗って、気になる部分を取り除くだけにしました。にらを切ると、にらの匂いがプーンと漂います。
ごま油でまず生姜を炒めて香りを出し、材料を順に炒めていきます。蜂蜜・酒・醤油で味付けし、いったん火を止めて水溶き片栗粉でとろみをつけます。最後に荒挽き黒胡椒をふって完成です。

すいか料理

生姜がきいていて、いい味です。気になるスイカの皮ですが、特にクセもなく、少し甘みがあり、そしてかなりシャキシャキとした歯ごたえで、なかなか美味しかったです。

【ご参考】
スイカの皮の美味しそうなレシピがいろいろ載っています。
■JA全農とっとり アグリマーケット:とれたてクッキング
http://www.jan-agri.com/toretate/jacook/top_suika_kawa.html

スイカの種を食べる

スイカの種は、洗って陰干ししてから、炒って塩などで味を付け、カラを歯で割り、種の中身を食べる、というのが一般的なようです。また、炒った種に熱湯を注ぎ、お茶にして飲むのもよいようです。蜂蜜を少し入れると美味しくなるそうです。

取り出したスイカの種をフライパンで炒ってみました。香ばしい香りがします。

スイカの種

スイカの種をフライパンで炒ってみました。

カラを歯で割り種の中身を食べてみました。香ばしいナッツ、という感じでしょうか。ですが、なにぶん小玉のスイカの種のため種が小さく、カラを歯で割り種の中身を取り出すのにかなり苦労しました。取り出せた中身も、ごくごく小さいものです。そんなわけで、数粒試みたところで断念しました。やはり、大玉のスイカや、更には海外の種採取用のスイカの、大きな種の方が食べごたえがありそうです。
そこで、次にお茶にして飲んでみることにしました。炒った種に熱湯を注いでしばらくおき、カップに注いでみると、透明な薄い茶色のお茶になりました。飲んでみると、やはり香ばしい香りがして、ごくかすかな甘みがあり、全体としてあまり味が主張せず、何というか“やさしい味”でした。蜂蜜を少し入れても美味しく、より飲みやすくなるように思います。

スイカの種のお茶

スイカの種のお茶

スイカの果肉を使ったデザート

最後に、スイカの果肉も食べたいと思います。そのまま食べるのが一番美味しい…という声もあるかもしれませんが、レシピを参考に、スイカの果肉を使ったデザートを作ってみました。

まず、果肉を皮から切り離しました。果肉はとてもジューシーで、包丁で切っているだけでも果汁が滴り落ちてきました。果肉をすりおろし、ざるでこし、ピューレをつくります。スイカの種は気にせずにすりおろしてしまってよいようです。今回はスイカの種を他で使いたかったので、種を取ってからすりおろしました。

種を取った果肉

種を取った果肉

すりおろしてみると、果肉はとてもやわらかいのですぐに崩れ、たっぷりの果汁になります。ここでも「スイカは90%以上が水分」だということを実感しました。

スイカピューレ

鍋に水と寒天を入れて弱い火にかけ、かき混ぜながら寒天を煮溶かします。砂糖を加えて溶けたら、スイカピューレを少しずつ加えます。これを容器に入れて冷まし、さらに冷蔵庫で冷やして固めます。
今回は粉寒天を使いました。
レシピでは「ピューレ400cc・水100cc・寒天3g」となっていますが、うまく固まらなかったので、寒天を3g追加しました。

容器に入れて冷ます

容器に入れて冷まし、冷蔵庫で冷やして固めます。

ゼリーが固まったら、角切りにして器に盛り、サイダーを注ぎます。あればミントの葉を添えるといいでしょう。さわやかな香りで、彩りもよくなります。

すいかゼリー・パンチ

出来上がった「すいかゼリー・パンチ」

夏らしい鮮やかな色合いです。今回は黄色ですが、赤いスイカを使っても、鮮やかな色合いに変わりはないでしょう。ゼリーは甘すぎず、スイカの味が生きています。サイダーと合わせるのも爽やかで、夏にぴったりな気がしました。キリッと冷やして食べると美味しいと思います。

スイカを食べるときに添えるもの

さて、日本では、スイカを食べるとき、何もつけずにそのまま食べる方と、塩をふって食べる方がいると思います。
スイカに塩をふると、何故か甘みが増したように感じます。味覚を刺激する二つの味を合わせたとき、片方の味が他方の味を強調させることがあり、これを味の「対比作用(対比効果)」と言います。ここでは塩を加えることで、スイカの甘みがさらに際立つわけです。スイカの他にも、このような例があります。例えばお汁粉やあんこなどを作るときに、少量の塩を加えることで甘さが引き立ちます。

中国では、もともと甘いスイカはそのまま食べますが、あまり甘くないスイカには、砂糖をかけて食べるそうです。
スイカに砂糖をかける食べ方は戦国時代末に中国から日本へ伝えられていて、飛喜百翁という人物が千利休を招いた折に、スイカに砂糖をかけたという記録が残されているそうです。利休は砂糖のかかっていない部分だけを食べ、家に帰って門人たちに「百翁はもてなしというものをしらない。スイカにはスイカのうまみがあるのに、つまらぬことをしたものだ」と語った、という逸話が残されているとか。
また、イタリアでは、スイカにレモンをしぼって食べる人がいるそうです。レモンをしぼって食べると、さわやかな甘みになる、と言われているようです。これはちょっと試してみたいような気がします。

スイカの甘みを感じるために最適な温度は?

暑い夏には冷やしたスイカが美味しいのですが、実は冷やしすぎは禁物です。
スイカの甘みの成分は果糖で、果糖は冷やすと甘みを増す特徴がありますが、冷やしすぎると舌が甘みを感知しなくなるそうです。スイカが一番おいしく感じられる温度は15度前後とされています。
スイカの大きさにもよりますが、丸ごとのスイカなら2〜3時間前後、半分にカットしたスイカなら1時間半前後を目安にするとよいようです。何日も冷蔵庫に入っていてキンキンに冷えているスイカは、冷蔵庫から出してしばらくおいてから食べるとよいでしょう。
すいか

この点で、昔ながらの川の水や井戸水で冷やすという方法は、スイカを美味しく食べるために適した方法だと言えるようです。そうして冷やしたスイカは、ほどよいひんやり感が本当に美味しい、といった声も聞かれます。キャンプに行った時など、川の水でスイカを冷やして食べるのもいいですね。川の水や井戸水は難しくても、たらいや洗いおけ、風呂おけなどに水を張ってスイカを冷やすのもいいかもしれません。洗いおけなどに氷水を張って、スイカをつけておくと、短時間で冷やすことができるそうです。

参考文献
・『そだててあそぼう[27] スイカの絵本』
 高橋英生 編、沢田としき 絵  農山漁村文化協会、2001年
・『育てよう!食べよう!野菜づくりの本 7 いちご・すいか・しいたけ』
 小菅知三 監修、こどもくらぶ 編・著、堀江ひろ子 料理指導  ポプラ社、2003年
・『新鮮!おいしい野菜と果物を見つける本』
 東京青果株式会社 監修  永岡書店、2003年
・『野菜&果物図鑑126』
 ファイブ・ア・デイ協会、若宮寿子 監修 新星出版社、2006年