我輩は歌丸である。
第85回
電車もタクシーも慣れたもんよ!
信じられない事にもう11月。まだ半袖でもいけるのに。クリスマスソングが流れてくる始末。
めちゃくちゃな気候が続いていますので、今回真夏のお話をしたって良いじゃない!?
先月は実家の見学会が行われる為、我が家に戻ってきたお話をしました。
しかし翌日、突然エアコンが壊れたのです!
この暑さでは歌丸を家に置いて外出できない!実家へ戻さなければ!
朝5時、電車が空いている時間なので移動開始!寝ぼけ眼の歌丸と、暑いので保冷剤をキャリーバッグに詰め込んで家を出ました。
ここ数年、歌丸は車移動しかしていません。久しぶりの電車移動で歌丸も私もドキドキです!
大きな音が轟く地下鉄が大嫌いな歌丸なので「大丈夫よ!」と話しかけ続けました。
地上の電車に乗り換えた頃にはだいぶ慣れたのか、香箱座りをしています。
歌丸に甘い母は朝も早よからバスで駅に向かい、タクシーを確保して待つというのです。バスで帰ればいいのに‥‥。
母が確保したのは(運良く駅で捕まえた)豪華なミニバンタクシー!運転手さんもやっと到着しましたね!とご挨拶。まるでセレブリティーの様に扱われた歌丸ちゃんは得意げな顔をしています。
安全運転で無事我が家へ到着。降りる時まで運転手さんは親切に歌丸を扱ってくれました。
部屋に入るなり歌丸は悠々とバッグから出てきてゴロリと転がりながら悪態をつきます。
あー!疲れた!どうせなら僕のうちまでタクシーを呼んだら良かったんじゃない?
でもたまには庶民が使う交通手段での移動もいいかもね!
なんて憎たらしい猫でしょう!
その日私は用事があったので朝食を食べた後、すぐに実家を後にしました。
用事が終わり、夕方やっと我が家へ帰った私を待っていたのは、壊れたエアコンでした。
あー!!!!そういえば壊れてたんだっけ(涙)
歌丸の移動に使った保冷剤を体の周りに置いて眠りにつきましたとさ。
次回は今年最後のお話です。何を書こうかな!それはまた別のお話し。