ちいきのたより

Vol.134  小田原の森を知ろう! 
神奈川県小田原市 瀬戸建設

本日は、神奈川県西部「小田原」より更新です。
2021年初更新となります。
皆様今年もよろしくお願い致します。

コロナ禍で生活様式も代わり、
暮らしの需要がだいぶ変化しているようです。
最近では「自然に触れたい」と思う人も多く、休日になると小田原の自然を求め訪れる方が多くいます。

先日私自身も地元小田原の自然に触れる体験をしたので、その思い出をこちらで報告したいと思います。

瀬戸建設は昨年からSDGsの取り組みに力を入れています。
その一環として地元の子どもたちと「小田原の森を知ろう!」という企画を開催しました。

瀬戸建設より車で5分程度運転したところに、辻村農園さんが所有している700ヘクタールの山林があります。
辻村さんに協力を頂きまして山の全貌を見せて頂きました。
小田原の森の入り口
山の一部は一般の方にも開放をしている「フォレストアドベンチャー」「フォレストバイク」「いこいの森キャンプ場」が併設されていています。
こちらは地元や遠方の方々にも広く愛され、大人でもわくわくするような木のアスレチックなどが設置されています。
今回はその施設のさらに奥、道路もない山林に入り込んで小田原の森の実態を視察してきました。

森へ入るとフクロウやキツツキの巣穴、シカやイノシシの足跡、足元を歩く沢蟹。
様々な生き物が暮らす豊かな森が私達の身近にあることを知りました。


緑豊かなおかげで水も豊かで、小さな小川の先には二級河川である酒匂川の源水地までたどり着きました。
昔、この水は地域のライフラインの支えとなっていたようで水力発電の跡地も残されていていました。

近年では自然災害も多く発生していますが、小田原の森は倒木などの被害が少なく大変恵まれた自然の中にあります。
令和元年に小田原に上陸した台風十九号では、数々のフィレストアドベンチャーが修復の為休業を余儀なくされる中、小田原の施設ではわずか2本の倒木で済みました。
木々の中には雷に打たれてもなお、自力で修復を重ね、生き続ける樹木もあり、自然の力に感激をしました。

小田原の森は、人の生活拠点と自然が近く、それゆえの課題問題がいくつもあることを知りました。
勝手に森へ入り込み起こす「不法投棄」の問題。
イノシシやクマなどの「害獣被害と駆除」の問題。
行き場をなくした木材や果実の問題。
山を維持する為の人手不足。そして維持する為に膨大なお金がかかること。
こんな身近にいながら知らない事がたくさんありました。
大きな課題もあり、私個人や会社だけでは解決できない問題もありますが、まず知ることが第一歩。

これから自分たちでできる事、会社としてできる事を考えていきたいです。個人としては、なるべく自然の中に入る事。
会社としては、なるべく地元の木を選択し使う事。輸入品や化学製品に頼りすぎないことを心掛けて地元の良いところ、良いものをたくさん知り活用していきたいと思います。

剱持美和と石塚裟智
ちいきの記者
剱持美和けんもつ・みわ 
石塚裟智いしづか・さとみ
この神奈川県西地区で生まれ、育った2人。建設業界で設計士、営業マンとして日々奮闘しております。お仕事の息抜きは美味しいご飯と美味しいお酒。たまーに、トレーニングジムとバッティングセンターで汗を流してリフレッシュする事。自分たちも楽しみながら地元小田原の良さを発信できるように頑張ります!

 

神奈川県小田原市瀬戸建設施工事例
瀬戸建設(株)せとけんせつ
神奈川県小田原市久野2267
TEL:0465-34-7711
URL:https://www.setoken.co.jp
私たちは自然との融合や、街並み景観にも配慮した建築設計を心掛け、それを実現することが大切であると考えています。住宅は自然素材やエコ技術を用いる事によって、「五感」に訴える魅力・心地良さから、住み手が愛着を持って長く大切に住むことで、より家に磨きがかかっていくもの。弊社は、これからも光・風・音・素材の肌触り・経年美などを感じ、楽しんでいただけるような住まいづくりを追求して参ります。

ちいきのびお参加工務店さん全国図

ちいきのびお