我輩は歌丸である。
第43回
これからも僕中心でよろしく!
長く続いた愛猫遍歴も終わり、これからどうしていこうかと軽やかな青空を見ながら考えておりました。
実はこの連載を4年も書かせていただいています。
振り返ってみると歌丸との出会いから日々起こる事件、愛猫遍歴、友人の猫まで色々な事を書いてきました。
前置きが随分と長くなりましたが、何を言いたいのかというと。構成をきちんと考えてじっくり書く様なネタは正直尽きてしまいました。
今年歌丸との暮らしは11年目を迎えます。歌丸との生活は特に何も起こらず、微笑みかけたり、睨みつけたりしながら過ぎていきます。それでも平々凡々な歌丸との日々を書いていきたいのです。
これからは些細な事を少し乱暴に書き散らす事になりそうですが、引き続き歌丸の小話にお付き合いいただければ幸いです。
さて今回ですが、久しぶりに歌丸を実家へ連れて行ったお話です。
まずはダイエットに成功しスッキリした美ボディをみんなに見せつけ、その後お気に入りの窓際からお外を見つめます。美しい新緑に心奪われた歌丸は綺麗だね!綺麗だね!と興奮気味です。
リード嫌いじゃなかったら玄関まで続く小道で遊べるのに残念です。
せめて雰囲気だけでもと合成写真を作ってみました。
ちょっとこの雑な合成写真何なのよ!
不自然だし、僕は脱走してここで遊んだ事もあるんだからね。リードなんかいらないからお外出してよ!
あとさ、僕のお話はこれから小話になるの?なんか気にくわないんだけど!
この時期は盛りのついた雄猫がウロウロして危険なんだから外出なんて絶対駄目です。小話が嫌なら派手な事件を起こすしかないよ!
地味なお話だっていいじゃない。来月の小話もまた別のお話。