二十四節気の色と食卓
第11回
小暑の色
画/柴田美佳
小暑
7/6 ~ 7/21
梅雨明けが近付き、少しずつ暑さが本格化し始める頃。小暑(梅雨明け後)から大暑の時季を暑中と呼び、暑中見舞いはこの期間内に送る習わしとなっています。
こよみの色
そらいろ
空色
-
温風至
7/6 ~ 7/11
「あつかぜ」なのだから、熱くて乾いた風をいうのでしょう。これに温風を当てるところが、微温的な日本の気候表現を感じます。この時期よく生じるフェーン現象は、湿った空気が山を越え、乾いた暖かい風となり吹き降ろす現象です。こよみの色
浅縹
色
季節の一皿
七夕伝統菓子、「索餅」をつくる -
蓮始開
7/12 ~ 7/16
夜明けと共に、泥の中に、水を弾いて優雅な花を咲かせ、四日目には散ってしまう蓮。俗世にあって俗世にまみれず、清らかに気高いことから、古代の人はこの花に極楽浄土を見ました。地下茎(蓮根)の他、花・葉・茎・種子も食用に。こよみの色
淡群青
色
季節の一皿
あじ・みょうが入り冷汁 -
鷹乃学習
7/17 ~ 7/21
鷹の幼鳥が飛び立ち獲物を捕ることを覚える時期。鷹は飛翔力に優れ、最速80kmで獲物を急襲、食物連鎖の頂点にいます。が、それ故に生態系の自然が健全でないと生息できません。現在オオタカは、準絶滅危惧種に指定されています。こよみの色
白群色
季節の一皿
塩麹で、しし唐とゴーヤを炒める