小寒の初候 芹乃栄(せりすなわちさかう)です。春の七草の芹は香気の強いハーブ。詩人の薄田泣菫は「芹」と題された随筆で「私が芹を食べるのは、その環境を味ふ」と書いており、香気が春の足音を感じさせるのでしょう。