一年前には予想もしていないことが起こりました。

人の動きが制限され働き方が変わるとともに一方で自粛が難しい仕事もあり（建築業もそうですね）、誰もが戸惑うなか、突然にして世の中のみんな変わらなくちゃいけなくなった。

日常が変わってしまった！

#stayhomeで、普段目まぐるしい日々を送る方は時間をいかに過ごすか、また物の価値について考える機会も増えた方もいるのではないでしょうか。
私もしっかり影響は受けておりまして、社長の計らいで在宅勤務に切り替えてもらいました。

世の中の混乱をよそに穏やかな春が訪れました。強い生命力を感じます。

一般的には50代以降の方が「人生について見つめなおす時期の意味」で使われることが多いこの言葉ですが、「家住期」世代である私でさえも少し時間ができたことで見直すべきことのきっかけや、足元にある日々の暮らしへの気づきを与えてくれました。

たとえば食事にしても(2020年4月現在)外食にはなかなかいけないけども、たまにはテイクアウトをして家でピクニックしたり、体のことを考えていつもより少しだけ良い調味料を選んでみたり。

Yetifoodworksさんのテイクアウトメニュー。
この日のメニューdeliboxとブリトー、ぎっしり詰まっていておなか一杯に。

休日には三食炊事に不満たらたらの私に代わり、普段料理しない主人＋こどもたちがはりきって「焼き鳥屋さん」をひらいてくれました(笑)

こどもの家での過ごし方も普段の遊びにそろそろ飽きてきて、段ボールで家を作るなどダイナミックになってきています。

私は “積ん読” になっていた、ずっと読みたかった古本を読んでいます。最近は文庫本に夢中です。

本来の使い方とは違うかもしれないけど本の定位置になっています。
夜になると洗濯機が終わるのを待ちつつ、うとうと寝落ちすることもしばしば・・・。

お花摘み。菜の花とオオシロツメクサ。素朴で何ともかわいらしい春の花です。

こうやって過ごしてみると選ぶモノが変わり、行動も変わり、家族がぐっと近くなる。

どこかに出かけられなくとも「いかに暮らしを充実させて過ごす」のか、考えるのが楽しくなりますね。

なにも難しいことはしていないし、あたりまえの日常を大切にする。

あえて手をかけてみる。不要なものはやめてみる。不便でも価値を感じるものは試してみる！

自粛でなくともできることばかりなのですが。今まで見えなかったことや蔑ろにしてきた事を、前よりもすこしだけ大切にできている気がします。

良いことも悪いこともぐるっと含めて、不便を楽しもうとすると日常が少しいいものに変化していくのではないかな？と思っています。

まだしばらく続きそうな#stay homeに日常の幸せを信じて。はやく収まりますように。

ちいきの記者
佐々木陽子ささき・ようこ
イシハラスタイルでは一番下っ端ですが、ひとつひとつ丁寧に！ を目標に奮闘中です。
地元は島根県ですが結婚して愛知県安城市で暮らしています。
外から見たこの地域の面白いこと、素敵なところを伝えていけたらいいな、と思っています。

　

(株)イシハラスタイルいしはらすたいる
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イシハラスタイルは棟梁の志を持ち、地元の豊かさを大切にする工務店でありたいと考えています。
住まい手としっかり繋がって、設計、デザイン、現場、暮らし、建物、庭、環境が一体になった家づくりをめざしています。
建築は繋がりから生まれるものだというのが、わたしたちの考えです。いい家を建てるのは誰かと問えば、それはいいお客様が建てるのです。わたしたちがいい工務店になるには、いいお客様と出逢い、いい繋がりを持ちながら一緒に取り組むことが不可欠なのです。そして、設計士と大工と職人、家具デザイナー、メーカー、作庭師たちがいい関係で繋がったプロ集団としてお客様のための家づくりに向かう。そんな繋がりを大切にして、この一棟と真摯に向き合い、丁寧に丁寧に考え抜き、これでもかこれでもかとより良いものを探る。
お客様との対話にも、設計にも、工事にも、そして引き渡してからのおつきあいにも、
すべてにおいて匠の精神を注ぎ、家づくりに取り組みたいと考えています。