仙之助編 十五の九
ジャパネスク 富士屋ホテル物語
明治三年、旧暦の十一月十二日、アメリカの太平洋郵便汽船の定期航路「アメリカ号」で横浜港を発ったのは、…
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菜虫化蝶(なむしちょうとなる)です。青虫が蝶になる季節です。菜虫は、ダイコンやカブラを食べる昆虫の総称で、特にモンシロチョウの幼虫。黄色い菜の花が咲き、その上をモンシロチョウがひらひらと舞うとまさに春本番の到来です。
明治三年、旧暦の十一月十二日、アメリカの太平洋郵便汽船の定期航路「アメリカ号」で横浜港を発ったのは、…
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青虫が羽化して蝶となる。なんとひねりのない七十二候でしょう。これは日本版の独創なのですが、あた…
続きを読む『びおの歳時記』
仙之助が再びの海外渡航を希望していて、伊藤という若い役人が何らかの便宜を図ってくれる可能性があると高…
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桃の花が咲く。春のころに咲く花といえば梅の花、桜の花、これら著名なふたつの花に挟まれて桃の花は…
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今月は歌丸が健康診断へ行ったお話の続きです。 検査が無事終わり疲れ切った歌丸を抱えて帰りました。 帰…
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※リニューアルする前の住まいマガジンびおから珠玉記事を再掲載しました。 (2014年03月01日の過…
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画/柴田美佳 啓蟄 (けいちつ) 3/5 ~ 3/19 少しずつ暖かくなり、冬眠をしていた虫が穴から…
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冬籠していた虫が出てくる。秋分の次候である蟄虫坏戸のころに戸を壊した虫が穴を開いて出てきます。…
続きを読む『びおの歳時記』
明治三年の秋、鉄道敷設のための埋め立て地に新しい神風楼が竣工した。 高島嘉右衛門の鶴の一声で、異人館…
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※リニューアルする前の住まいマガジンびおから珠玉記事を再掲載しました。 (2014年03月01日の過…
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草や木が芽吹く。下萌といって草の芽が土から顔を出したり木の芽が吹いたりして枯れた里山に色がつき…
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( ) 建築を学び始めた学生時代に本郷に通い、その後、教員として建築学科に奉職してからも4半世紀に…
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霞がたなびく。「さくらさくら」の歌詞に「やよいの空は見わたす限りかすみか雲か匂いぞ出ずる」とあ…
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画/柴田美佳 雨水 (うすい) 2/19 ~ 3/4 「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となれば也」。…
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雨が降り、雪が融け、潤う。中国版七十二候の雨水初候は獺祭魚で、こちらの方が旭酒造の純米大吟醸「…
続きを読む『びおの歳時記』
言葉の意味を掴みかねたような表情をしている仙之助を尻目に嘉右衛門は言った。 「ところで、神風楼さん、…
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パリはどの範囲をパリと指すのでしょうか? 例えば”東京”であれば、その範囲は東京都なのか、23区なの…
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※リニューアルする前の住まいマガジンびおから珠玉記事を再掲載しました。 (2008年08月12日の過…
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魚が氷の割れ目からおどり出る。七十二候は俳句ではあまり使われませんが、これは氷を「ひ」、上を「…
続きを読む『びおの歳時記』
嘉右衛門の言葉に仙之助の表情が変わったのを察した粂蔵が答えた。 「仙之助が捕鯨船に乗る手はずを整えて…
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大寒が終わり、少しづつ日の入りも遅くなってきました。もう花粉が飛んでいる気がします。怖い! 昨年のお…
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ウグイスが鳴く。深い茂みにいて姿はなかなか見かけないませんが雄は縄張りを宣言するために鳴き、オ…
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画/柴田美佳 立春 (りっしゅん) 2/4 ~ 2/18 春の始まり。旧暦で立春は新年の始まりとされ…
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高島嘉右衛門の営む旅館、高島屋は威風堂々たる造りの日本建築だった。 玄関を入ると、品の良い女中が出迎…
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春風が氷を融かす。この春風は春の雨を日本列島に呼び寄せます。東風は本来「こち」と読みますが、春…
続きを読む『びおの歳時記』
※リニューアルする前の住まいマガジンびおから珠玉記事を再掲載しました。 (2009年02月24日の過…
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