…
七十二候 金盞香きんせんかさく
二十四節気 立冬
金盞は水仙を指します。金盞花は別の花。金盞は中国の書物で水仙を金盞銀台と形容していることに由来…
続きを読む『びおの歳時記』
【お知らせ】『ジャパネスク 富士屋ホテル物語』掲載サイト移転のご案内です。
このたび、連載の掲載サイトを山口由美さんの新しいホームページへ移行することになりました。オープンまで、どうぞ楽しみにお待ちください。
…
金盞は水仙を指します。金盞花は別の花。金盞は中国の書物で水仙を金盞銀台と形容していることに由来…
続きを読む『びおの歳時記』
「もしかして、その帽子もカウボーイの装束なのですか?カリフォルニアでも見かけることはあるのですが」 …
続きを読む
…
土が凍り始めること。目につくものに霜柱があります。寒くなり始めたけれど上着を羽織ればしのげるこ…
続きを読む『びおの歳時記』
浜尾新は一八四九(嘉永二)年の生まれ、仙之助の二歳年上だった。オークランドで出会った時は二十五歳。但…
続きを読む
画/柴田美佳 立冬 (りっとう) 11/7 ~ 11/21 冬立つ頃。秋分と冬至のちょうど中間にあた…
続きを読む
…
つばき、ですが漢字は山茶花。時季としても山茶花でしょう。初春から咲き始める椿は落椿といい花がま…
続きを読む『びおの歳時記』
お知らせ いつも連載「ジャパネスク 富士屋ホテル物語」をご愛読いただき、誠にありがとうございます。 …
続きを読む
…
楓や蔦が色づきます。紅葉も黄葉ももみじと読み、日照時間が短くなり落葉樹の葉が老化して色づくこと…
続きを読む『びおの歳時記』
…
時は「ときどき」の意。ときどき降る小雨は秋の長雨のように長い間降らず、すぐに降ってはすぐに止む…
続きを読む『びおの歳時記』
貨車から降ろした牛は、幸いどれも健康だったので、仙之助は男に好きな牛を選んでもらい、約束の一五〇ドル…
続きを読む
画/柴田美佳 霜降 (そうこう) 10/23 ~ 11/6 霜が降りるころという意味。東北などの北国…
続きを読む
…
霜が降る、というと雨や雪のように降るのように読めます。しかし霜は空気中の水蒸気が氷の結晶となり…
続きを読む『びおの歳時記』
牛を売ってくれと声をかけた男に背を向けた富三郎の後ろで仙之助が口を開いた。 「いくらで買い取るつもり…
続きを読む
…
これ、こおろぎじゃない? 漢字を知る方はこおろぎと読むのではないかと疑うかもしれません。昔はこ…
続きを読む『びおの歳時記』
…
パスポートには菊の紋が描かれています。菊は日本文化を代表する花とされていますが、じつは外来種で…
続きを読む『びおの歳時記』
オハマを出発した大陸横断鉄道はネブラスカ州の荒野を西に向かう。遠い記憶の奥にあった風景が巻き戻されて…
続きを読む
画/柴田美佳 寒露 (かんろ) 10/8 ~ 10/22 冷たい露が結び始める頃。秋の長雨も終わり、…
続きを読む
…
北から冬鳥が渡ってくる季節。秋の空を色々な鳥が渡ります。雁が長い距離を渡れるのはV字の編隊で飛…
続きを読む『びおの歳時記』
一八七四年のオマハは大陸横断鉄道の要衝ではあったが、牛の町ではなかった。後に大規模な食肉加工工場が建…
続きを読む
…
水田から水を抜くこと。季語の水涸るのように池や川の水が涸れるのではなく、稲刈の約一週間前に水田…
続きを読む『びおの歳時記』
お知らせ いつも連載「ジャパネスク 富士屋ホテル物語」をご愛読いただき、誠にありがとうございます。 …
続きを読む
仙之助のとんでもない思いつきを一番面白がったのがジムだった。 ロングドライブの終着地であるアビリーン…
続きを読む
…
虫は頭の大きな蛇をかたどった漢字です。なのでかつて虫は、昆虫ではなく蛇などの爬虫類を指していた…
続きを読む『びおの歳時記』
画/柴田美佳 秋分 (しゅうぶん) 9/23 ~ 10/7 秋分の3日前の日を「彼岸の入り」、3日後…
続きを読む
…
雷が鳴り轟かなくなる。実際には冬にも雪起こしの雷など雷は鳴りますが少なくなるのは確か。このころ…
続きを読む『びおの歳時記』
仙之助が意を決し、富三郎に話を切り出したのは、年が明けて一八七四年の春の始めのことだった。ロングドラ…
続きを読む