住まいのグラフィティ
Vol.21 葉山一色の家
内海聡建築設計事務所
カヤックフィッシングやキャンプを好みアウトドア志向のご家族は多くの友人が集まれる団欒の場を中心とした住まいを希望されました。その家族像と照らし合わせ、おおらかな空間に素朴な素材感が時間の移ろいとともに、表情を変えていくような住まいを提案したいと考えました。この家は焼杉板の外壁、手斧加工されたフローリング、7種類の骨材を使い分けたグラデーショナルな漆喰壁など趣のある素材感に包まれています。タープやハンモックなど愛用のキャンプ用具は時間帯や気候に応じて巧みに調整され、日頃、自然の中で逞しく培ったクライアントの感覚がこの家の中でも息づいています。
内海聡
![内海聡](https://bionet.jp/wp-content/uploads/2018/02/02.jpg)
引き込みの木製建具でLDKと繋がるテラスでは、
愛用のキャンプ用品が普段使いされている。
![内海聡](https://bionet.jp/wp-content/uploads/2018/02/03.jpg)
小上がりの和室よりLDKを見る。
間仕切りの3枚障子が蓋付の戸袋に収納されている。
- 階段と上部吹抜を通じて2階のワークスペースとも繋がる玄関
- 窓辺の収納ベンチや子ども3人が並べるデスクを造作したワークスペース
![内海聡外観](https://bionet.jp/wp-content/uploads/2018/02/06.jpg)
焼杉板と木製建具による西側外観は、
周囲の街並みに合わせボリュームを分節化した。