僕だって外はビビるっつーの！

あのさぁ。僕が可愛くてしょうがない事は認めるけどさ。何か勘違いしてない？僕は猫なのよ。ただの獣なのよ。そこんとこ忘れたのはそっちよね。「悪魔！」だの「殺される！」だの泣きながら言うのは御門違いなのよねぇ。

猫は獣だと言う事を淡々と語る歌丸

先日歌丸が史上最悪の大脱走をしました。しかも３回目！ここで書かなきゃやってられないのですよ！

最初の脱走は今から６年前の事。災害時に備えリードを付けられる洋服を購入しました。早速着せて外廊下を歩きましたが、急に歌丸が怒り出し攻撃されました。怯んだ私を尻目にあっという間に逃走！しかしビビりな歌丸はすぐに踵を返し帰宅。

初めて飼い猫に攻撃された私はショックな上に手は血だらけ＆穴ぼこだらけ。お互いに怖い思いをしたという事で若干わだかまりが残りつつも仲直りしました。

こんなに可愛くても鋭い牙を持っている

２度目の脱走は３年前の事。いつもの様に玄関前でニャルソックをしていると思っていたら帰ってきません。まさかと思い探しに行った所、なんとマンションの外に歌丸が！！！
しかも隣家のフェンスとマンションの壁の間で怯え固まっているではないか！
歌丸は生粋のシティーボーイ！勢いで脱走してもフェンスや壁をひらりと登る運動能力も根性も持ち合わせていない！

しょうがないなぁと救出に向かった瞬間歌丸に襲われました！その姿はまるでテト¹のよう！
ナウシカの愛でテトは我に帰るのですが、獣となった歌丸が怖くて私の猫愛など一瞬で消えました。
こうなったら愛を捨て戦うしかない！猫と人間の真剣勝負だ！

愛情深いナウシカになる事は出来ませんでしたので、怒りで我を忘れたマッド（気が狂った）なナウシカになる事にしました。

怯える歌丸を角に追い詰めキャリーバッグに押し込むという力技で勝利を勝ち取ったのですが、前回とは比べものにならない傷を負いました。みるみるうちに手は腫れ上がり翌日私は病院送りになったのです！