ちいきのたより

Vol.37  ふらり豊橋・漂うノスタルジー 
愛知県豊川市 綺の家建業

4月25日から七十二候『霜止出苗しもやんでなえいずる
霜が降らなくなり、健やかに苗が育つ頃。

ここ愛知県東三河では
桜でほんのりピンク色に染まった山々も、今は新緑の綺麗な色に染まっています。

今回は古き建物を見てみようと
気になっていた建物『豊橋市公会堂』から。
豊橋市公会堂
この建物『豊橋市公会堂』が建てられたのは昭和6年。今から約90年前。
大きな列柱の玄関やアーチ型の窓、ステンドグラスや鉄格子。
車で前を通りすぎるだけでも十分に存在感を感じていましたが、近くで見るとなんとも迫力ある風格。
大正ロマンの様なノスタルジックな空気が漂います。

街灯さえもいい雰囲気。


昭和6年建設当時からこの街を見守ってきた鷲も残されていました。

そしてこの近くにもう一つ古き建物がありました。
ハリストス正教会
ハリストス正教会
大正2年、今から100年以上前に建てられた教会です。


公会堂のそれとはまた違った雰囲気の、ノスタルジックな空気が流れていました。

どちらの建物も設計した人たちはなにを思い、どんな風にプランしていったんだろう。

歴史的建築物ばかりではなく、
ふらりと歩いた街並みの中にも魅力的なノスタルジックはありました。
豊橋のノスタルジックな町並み
なんかいい雰囲気!
レンガ造りの蔵
おぉぉぉぉ。なんかステキ!
ノスタルジックな雰囲気が残る田中屋さん
なんか風格漂う感じ!

古き建物に感じる不思議な魅力。

魅力的な建物だから時を経て残って来たのか、
時がたつことでより魅力が増して来たのか、
私が昭和生れだから昭和の建物にノスタルジーを感じるのか. . .

そんな建物が新しい瞬間はどう見えたのだろう。

古い建物すべてにノスタルジーな魅力を感じる訳ではないし、
そうであるものと、そうでないものの違いはなんだろう。
そうであるものにするには何を努力し、勉強したらいいんだろう。

ぐるぐると思いにふける時間でした。

歴史的建造物までとは言わないけれど、
何十年の時を経てなお魅力的だと思われるような家づくりをしていきたいと思いました。

原三保子
ちいきの記者
原三保子はら・みほこ
愛知県豊川市の綺の家建業勤務。広報部でもあり、営業部でもあり、設計部でも。小さな工務店は一人何役も、やる事いっぱい。その分やりたいことをやらせてもらえるチャンスもいっぱい。
もっともっと成長できるよう日々奮闘中です。

 

綺の家建業株式会社
綺の家建業きのやけんぎょう
愛知県豊川市大橋町2丁目64
TEL:0533-56-9159
URL:https://e-kinoya.com
私たち綺の家建業は『四季折々と漆喰と程のよい暮らし』をコンセプトに、日向ぼっこの暖かさを、通り抜ける風の心地よさを、四季折々を楽しむ暮らし。過度な設備ではなく、自然のちからを借りた程のよい暮らし。そんな暮らし、心地のよい住まいを提案しています。
設立から続く綺の家の思い‘House philosophy’は直訳すると住宅哲学とでも。よく考え、工夫を凝らします。これからも心豊かな暮らしを提案してまいります。

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