ヨリドコロえんがわ
第2回
夢を叶える場所
2018年の冬、ヨリドコロえんがわがスタートしました。
ヨリドコロえんがわは、地域内外のコミュニティーの場所でもあり、手仕事を伝承する場所でもありますが、もう一つ、「夢を叶える場所」でも在りたいと思っています。
具体的には、これから飲食店や料理教室などの活動を始めたい方が、1 Day cafeとしてヨリドコロえんがわのキッチンスペースをレンタルし、その日は自分のお店として営業できるというものです。
1 day cafeとはいえど、レンタルされているその1日は、遊びではなく、自分の店として責任をもって食事やドリンクなどをお客様に提供して頂くことをお願いしています。
ただ、一生懸命に準備してお店をしても、どれほどのお客様が来店されるかは誰にも分かりません。
それはきっと、将来、自分でお店を始めたときも同じでしょう。
ただ、ヨリドコロえんがわの場合は、お店を出せる喜びを一緒に分かち合える仲間がいることを感じてほしいな、と。
ヨリドコロえんがわでの経験が、少しでもお役に立てればと願っています。
1 day cafeは、1回きりで終わってしまう方、数回される方、今も継続的に続けらている方など様々です。
最初は一歩踏み出す勇気が必要ですし、慣れない環境で疲れてしまったり、モチベーションが下がってしまうことだってあるでしょう。
でも、最初は不定期でのレンタルだった方が、少しづつ回数を増やしていき、現在では定期的に入られている方もいらっしゃいます。
「1年かかったけど、最近では開催する度、ほぼ満席になるようになった」と話してくれたのは薬膳料理教室をされているHさん。
車で約1時間かけて、わざわざヨリドコロえんがわで料理教室を開催されている方です。
Hさんの凄いところは、告知やブログ、ホームページやフライヤー作成もご自分でしっかりされていて、 お客様が少なくても落ち込まず、「こういう日もあるある!」と前向きに続けていらっしゃるところです。
現在は、いくつかの貸しスペースでも教室をされており、今後のご活躍も楽しみです。
また、毎週金曜日にスパイスカレー屋をされているSさんは、気さくな人柄と毎回違ったスパイスカレーを提供してくれることで人気です。
最初の頃は不定期でのお店だったのですが、 “毎週金曜日” と固定にしたことで、お客様にも覚えて頂きやすく、現在は毎回完売となるほどです。
Sさんも車で45分かけてヨリドコロえんがわに通ってくれていますが、
「全然苦じゃないよ、むしろ楽しみ」と言って下さることが、本当にありがたいです。
そして、最近では加工場となる小屋をつくる計画も進めておられ、建築の方でもお世話になりそうです。
南阿蘇在住のFさんは、これまで数回レンタルされた方で、現在はご自分のお店のオープンに向けて準備中です。家具や看板などをご注文頂き、こちらでも関われることに感謝です。
ヨリドコロえんがわでは、本当にたくさんの物語が生まれます。様々な人たちが集まり、初対面など関係なく会話がはずむ場所。
持ちつ持たれつの関係で、協力して何かを起こすことができる場所でありたいと願います。
さて、実は、私も週末はヨリドコロえんがわで「四季味屋」という名でドリンクカフェをしています。
最初は、そんな予定ではなかったのですが、、、何でもしないといけないのがミズタホームです。笑
こだわりの牛乳と旬の果物を使った生タピオカドリンク、意外と人気なんですよ。
どうぞ、ヨリドコロえんがわにお越しの際は、「今日のカフェは何かな?」とチェックしてみて下さいね。
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