ちいきのたより

Vol.119  地元の木への想い 
和歌山県和歌山市 和秋建設

蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)
和歌山 和秋建設ちいきのたよりです。

過ごしやすい季節となりました。
食べ物が美味しい、風が心地よい、散歩が楽しい、読書もお昼寝も心地良い、いい季節です。

関西随一のススキの大草原、生石(おいし)高原ののすすき
CMの撮影場所などにも使われているそうです。
景色がよく、和歌山市内はもちろん、六甲や淡路島、四国まで見渡せます。

生石高原のすすき


きれいにススキが育つように山焼きをしたり毎年変わらず美しい景色を見せてもらえるのも年中手をかけてこそ
夕暮れのころ金色のじゅうたんのようにキラキラとして風になびくのをずっと見ていられます。

いろんなことが変わり続ける今私たちが大切に思うことについて考えてみました。

和歌山は県土の77%が森林
木の神様が棲まう土地「紀州 木の国」と呼ばれていたほど木との縁が深い和歌山県


紀州材は古くから優れた木材とされていました。
強度・色合い・目合いの良さでも木の家づくりには最適な木材です。

私たちはその紀州材を使い家づくりをしています。
同じ気候風土で育った木を使うことはとても自然なことだと思っています。


断熱効果があり、湿度をコントロールして、時間がたつほど強度を増す
なにより木の温もりと柔らかさ

時間と手間をかけ自然乾燥した紀州材
色も綺麗でとてもいい香りがします。


大工さんが手で刻み、手で組み上げる

住む前から自分たちの家の木に触れてもらいたい

上棟の前にはできるだけ木に墨付けをして手で刻んでいるところを見ていただきたいと思っています。
大工さん
小さな子供さんも大工さんの仕事に興味津々
記念に柱に絵をかいてもらったり


最初は遠慮がちな子供さんたちも目をキラキラさせてたくさん描いてくれます。
絵を描いた柱の木組み
棟上げの日、どこにあるか楽しみに探してもらっています。

いろんなことが目まぐるしく変化していく日々が続いていますが、
木のように凛とどっしりと、でも気候や環境に合わせて自然に変化していく
そんな風に暮らしていければどんな時も楽しく過ごせるのではないかなと思えるようになってきた気がします。

鶴田 環
ちいきの記者
鶴田 環つるた・たまき
和歌山 和秋建設でおもに広報、web関係を担当。
田舎暮らしと町での暮らし、お仕事と家業どちらも楽しみ両立しています。
日々の暮らしの中での気づき、つながりを大切に考えています。

 

和秋建設
(株)和秋建設わしゅうけんせつ
和歌山県和歌山市北新戎ノ丁22番地
TEL:073-463-0748
URL:https://www.washu-m.com
和歌山市で地元の紀州熊野材を使い、安心で快適、そして豊かな暮らしを育む木の家づくりに取り組んでいます。「町の工務店」だからこそ目の行き届く「家守り」としての役割を地元和歌山で担いたいと考えています。時間をかけて育ち、乾燥させた良質な紀州材を使い木や人のぬくもりが感じる家づくり。住み継ぐことも大切に考え古民家再生にも力を入れています。

ちいきのびお参加工務店さん全国図

ちいきのびお