ちいきのたより

Vol.159　景観の続く親子の住まい　
北海道札幌市　マルワホーム企画

「菊花開(きくのはなひらく)」
菊の花が見頃を迎える頃。菊の花は日本の国花とされるほど高貴であり、昔から人々に大切にされてきたそうです。この季節は朝晩、背筋が伸びるような凛とした寒さを感じます。

突然ですが、わたしの勤めているマルワホーム企画では「地域・社会に貢献すること」をひとつの目標として家づくりや、ゴミ拾いなどの社会活動に取り組んでいます。

最近だと近所の子供たちが楽しんでくれたら…とカボチャに絵を描くコンテストを始めました。参加者のお子さんに会社で育てているジャガイモや景品をプレゼントする予定です。

子供たちが顔を描いてくれたカボチャ。個性が出ていて楽しい。

家づくりも自分たち家族だけが快適なものでなく、ご近所の方やその土地自体にとってもプラスになるよう進められたら素敵ですよね。

そんな家づくりにとって緑やお庭はとても大切な要素のひとつだと思います。

今回は２年前くらいにお引渡しをしたオーナー様のおうちにお邪魔しました。
山が近くて、自然が多く残る土地。できるだけ既存の木々を残して工事を進めました。

立派な桜の木が出迎えるアプローチ。春は少し遅めに開花するそう

２つ横並びの土地に親世帯・子世帯でそれぞれ新築工事をさせていただきました。
隣同士におうちが並んでいるので、共有のお庭として広く大きく使うことができます。

: 共有のお庭と高低差を利用した物置き

歩道からは高低差があるので、周りの敷地とは自然と区切られた形のお庭になりました。
撮影日は何度も階段を往復しましたが、昇り降りするのが楽しくて…！
おうちを訪れる方もわくわくとした気持ちで訪問してくださっていると嬉しいな。

玄関からアプローチを見たところ。日陰もできて気持ち良く過ごせそう

15段以上のゆったりとした階段。
周りよりガンっと下がっている土地だからか、土とか自然にすごく近い感じがします。

縁側はお父さんの特等席。天気のいい日はよくここに出て読書をするそう

軒が広くて夏場も気持ちよさそう。これからの時期は紅葉も楽しみですね。

歩道側からみるとこんな感じ。
大工さんと板金屋さんが作ってくれた木製カーポートが並びます。

積雪問題があるのでアスファルトを敷いておわり！というおうちも沢山あるのですが、お手入れしなくてもいいから…便利だから…という理由だけでなく、家族にとって、おうちにとって、せっかくならご近所さんにとっても、何がいいんだろう？自分達はどんな暮らしがしたいんだろう？…と考えていくことで答えは見えてきそうだと感じました。

今回は改めてお庭がある生活のよさに気付けた訪問でした。
（Ｔ様・Ｋ様、快くご協力いただきありがとうございました！！）

これからは見た目やメンテナンスのことだけでなく、ここで何をするのか？どんな時間を過ごしたいか？そんなお客様のライフスタイルや理想の暮らしまで考えて、家づくりにも生かしていきたいと思います。

ちいきの記者
田中葉月たなか・はづきお米の町北海道深川市で生まれ育った生粋のどさんこ。今は札幌市の小さな工務店で暮らしのお手伝いをしています。食べることが大好きで、派生して食器集めも好きになりました。
北海道ならではの四季の移ろいや魅力を発信していけるよう、自分らしく毎日を大切に過ごしていきたいです。

(株)マルワホーム企画まるわほーむきかく
北海道札幌市北区北36条西8丁目1-1
TEL:011-707-3111
URL:http://www.maruwa-k.co.jp
私たちは「世界に一つだけの家」を求めるお客様から依頼を請け文字通り、オリジナルの木造注文住宅を札幌中心に手掛けています。だからこそ施工エリアは本社のある札幌市から車で60分以内。
年間に手掛けるのは多くとも新築20棟まで。家を建てたあとも、いつでも駆けつけられるように。こだわり抜いた家づくりを実現するために、制限を設けています。創業以来45年間、時を越えて愛せる家づくりを今までもこれからも真面目に行っています。
https://www.maruwa-k.co.jp/movie

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