ちいきのたより

Vol.158  自然と生き物たちとの共存 
香川県三豊市 菅組

香川県三豊市仁尾町の父母ヶ浜のすぐ近くに、2020年に完成した「讃岐緑想(さぬきりょくそう)」のお庭は、ランドスケープデザイン田瀬理夫氏にデザインしていただきました。
完成から約1年半。
木々も順調に育ち、生き物たちのネットワークの拠点にもなっています。

讃岐緑想の完成当初

完成当初 2020年1月

讃岐緑想完成後約2年後の緑の庭

現在 2021年9月

田瀬理夫さんのランスケープスケッチ土塁(草土手)のスケッチ
石壁のスケッチ

スケッチ:田瀬理夫


土塁(どるい)は、懐かしい草土手とし、いずれ父母ヶ浜の海浜植物が混入してより海辺らしくなっていくように──。
石壁の石は、もともと現場で集積されていた地元の割石などを使用しています。「出来るだけ、そこにあるもので、コンクリートの使用を減らす」という想いが込められています。
完成直後の讃岐緑想を空撮

完成当初 2020年1月

緑に囲まれた讃岐緑想

現在 2021年9月

讃岐緑想のお庭には、小さなビオトープや、地元で採種した海浜植物の種を専門家とともに植えたりしています。
ビオトープ

YouTubeでお庭を公開中
https://youtu.be/8AhVI1G1cBs

海浜植物の種を植え付け中
植物の本

社長のブログより
https://sugakun.exblog.jp/28920856/

2020年末には、日本生態系協会の認証制度JHEPで、最高ランクのAAA評価をいただきました。
https://www.suga-ac.co.jp/info/award/entry-4773.html

※本制度は、生物多様性の保全や回復に資する取り組みを定量的に評価、認証するシステムです。生物多様性の価値を、客観的に数値化することで、真に効果的な取り組みの普及を後押しするものです。

讃岐緑想のダイニングから見た緑豊かな庭

草土手と讃岐緑想

讃岐緑想ホームページ
https://www.sanukiryokusou.jp/

絶滅の危機にあっている生き物たちや植物などを守ることも、建築に携わる私たちの役目の一つだと思っています。

一人一人が「きずき」「考え」「行動」することで、より良い方向に進むと信じています。

近年「SDGs」という言葉をよく耳にするようになりました。
そして、さまざまな場所でその意味を知る機会も多くなりました。
より多くの人が本当に大切なことを「きずき」はじめている今だからこそ、「考え」「行動」を起こしやすいと思います。

私たちは、できる限り国産材や地元の素材をつかった建物づくりと、在来種を主としたお庭をご提案させていただいております。
そうすることで、自然とその土地に馴染んでいきます。

小さなことから少しずつですが、私たちにできることを取り組んでいけたらと思っています。

植野咲子
ちいきの記者
植野咲子うえの・さきこ
香川県三豊市仁尾町にある株式会社菅組でマーケティング部に所属しています。
主な仕事は会社の広報活動、カメラマン、チラシ・広報誌の作成、イベント企画運営などをしています。会社のことのみではなく、地域のことや自然環境のことなど、「暮らしている中で感じたこと」や「気づいたこと」も発信していければと思っています。

 

株式会社菅組
(株)菅組すがぐみ
香川県三豊市仁尾町仁尾辛15-1
TEL:0875-82-2441
URL:http://www.suga-ac.co.jp
私たち菅組は、明治42年の創業以来、建造物を通して人々の暮らしを見つめてきました。それぞれの時代に、人々が望んでいる価値ある建造物を提供。企画力、技術力、独創性を発揮して、その実績を積み重ねてきたのです。そのベースにあるのは「地域で愛される総合建設会社」でありたいという思いです。
菅組は決して派手な企業ではありません。創業以来、「知力」「徳力」「体力」の3つの力をバランスよく持った企業でありたい、人でありたいと考えてきました。言葉を変えれば、それは社是である「計画」「誠実」「行動」です。この3つの言葉を中心に、業務の主体を管理業務とする建設会社が増加している中で、敢えて自社の職人(大工・左官)による施工にもこだわってきました。ひとつひとつの作品をていねいに仕上げていけば、私達の活躍フィールドは自然に、着実に広がっていく。
今後も図面の向こう側にある、人と暮らしを見つめながら、技術と企画力を備えた総合建設会社として地域に密着した活動を続けていきたいと思っています。

ちいきのびお参加工務店さん全国図

ちいきのびお