我輩は歌丸である。
第80回
ちょっとした気分転換におすすめだよ
前回に続き小さな事件簿を今月もお話したいと思います。
歌丸がまだ仔猫だった頃、お水をほとんど飲まず困っていました。
調べてみると、猫は砂漠に住んでいたのであまり水を飲まない事が分かり、ホッとした思い出があります。
今では一日に必要な量をしっかり飲む様になったので器にたっぷりお水を入れています。
注意はしていますが、お水を切らしてしまうと前足で器をカタカタと揺らし続けます。
寝ている時にやられると気が狂いそうになる音です。
観念して新しい水を器に継ぎ足そうとすると、無表情で私を見つめ再度カタカタします。
ご飯の催促は鳴くのにどうしてお水の時はカタカタなんだろう。あー!イライラする!
お水にまつわるお話はまだあります。
就寝前に歌丸と私の水をそれぞれ用意します。昼間は自分の器で飲むくせに、夜は何故か私のマグから水を飲みます。
先日はなんと父の写真を蹴落とし、父にお供えしたお水を飲んでいました。
歌丸は父のお許しがなければN設計室の猫にはなれなかったわけです。なんて失礼な猫なのでしょう!
見てください!この悪そうな顔!私が決定的瞬間を撮ったので毛を逆立てこちらを睨みつけています!
「隣の芝生は青く見える」と言いますが猫にもその心理があるのでしょうか?
この事件が発覚した後、父のお水をチェックすると減っている事が多々あります。懲りずに盗み飲みしているようです。
実家とは違い狭い部屋なので少しでも楽しめるように部屋の飾りにちょっかいを出しても怒りません。
海外のお土産に頭を突っ込んでいたので、そんなに何か被りたいのならと久しぶりにドトールマンに変身させてあげました。
2018年以来の登場です。新ドトールマンは鋭い目つきになり堂々としていますね!
そしてたまには外廊下でウロウロさせてあげます。抱っこされてお外を観察したり秘密のお散歩です。
抱っこから降りて緊張しているのか、動かない歌丸を4コマ漫画に撮りました。キリリとした表情がいいですね!
これから本格的な梅雨を迎えますので、きっと歌丸は寝てばかりでしょう。連載に書ける事が見つかるか心配です。
見つからなくても書かねばならぬ。それはまた別のお話。