二十四節気の色と食卓
第15回
白露の色
画/柴田美佳
白露
9/7 ~ 9/21
白露とは風のない晴れた夜に発生する「しらつゆ」のこと。夜冷気が増し草葉の上に露が結んで、白く光って見える様を言います。朝夕には涼しい風が吹き、心地良くなる頃です。
こよみの色
そしょく/しろいろ
素色
-
草露白
9/7 ~ 9/11
風のない晴れた夜に発生する「しらつゆ」は、夢・この世・まぼろしと同義語として括られています。朝夕冷気が増し、草葉の上に露が結び、白く涼しく見えますが、それはまだ一瞬のもの。日が昇れば、残暑の現実が待っているのです。こよみの色
人参
色
季節の一皿
栗ご飯 -
鶺鴒鳴
9/12 ~ 9/16
セキレイは、細い嘴と長い尾が特徴のほっそりした体つきの鳥です。小型の昆虫類をエサにしています。セグロセキレイやハクセキレイなど、羽色は白黒を主としていますが、種によっては、頭部や下面が黄色いキセキレイなどもいます。こよみの色
珊瑚
色
季節の一皿
きぬかつぎ -
玄鳥去
9/17 ~ 9/21
夏の間に家の軒下に巣をもうけ、子を産み育て、エサを運ぶために飛翔を繰り返していたツバメも、時季が来ると知らぬ間に去っています。それにしても軒のない家が増えました。ツバメが巣をかけるところも少なくなった、昨今です。こよみの色
緋色
季節の一皿
梨を冷やして食べ比べ(幸水・豊水・20世紀)