二十四節気の色と食卓
第19回
立冬の色
画/柴田美佳
立冬
11/7 ~ 11/21
冬立つ頃。秋分と冬至のちょうど中間にあたり、暦の上では立冬から冬に入ります。まだまだ秋の様子ですが、時折冬の気配を感じられます。北国では初雪が降り、紅葉地域は全国へ広がっていきます。
こよみの色
きはだいろ
黄蘗色
-
山茶始開
11/7 ~ 11/11
ひらがなで「つばき」と表記されますが、「山茶花」をいいます。椿の花期は、12~4月。落花は首から落ち、芳香はありません。一方、山茶花の花期は、10~12月。花を一枚一枚散らせ、葉は鋸歯で、独特の匂いをもちます。こよみの色
鬱金
色
季節の一皿
牡蠣フライを美味しく揚げる -
地始凍
11/12 ~ 11/16
「凍る」は水以外のもの、「氷る」は水が氷になることをいいます。凍に比べて氷の文字は「崩」(ばさりとくずれる)に通じ、言語的には同系なのだとか。「月氷る」「露氷る」「影氷る」等が、どれも一過性の氷なのに対し、例えば「凍湖」は堅いイメージがつきまといます。こよみの色
藁
色
季節の一皿
リンゴ -
金盞香
11/17 ~ 11/21
「金盞」とは黄金の杯のことで「水仙」の異名、「さく(咲く)」は、水仙の香りを表しています。水仙の地下にある鱗茎に花の芽ができるのは7月頃で、夏の暑い時期に花芽が発達し、冬の低温を経て開花に向かいます。花言葉は「神秘」。こよみの色
黄土色
季節の一皿
茶碗蒸し(ぎんなん入り)