暑さが本格的になる。梅雨が明け出し、蝉が鳴きだします。この頃から暑中となるので、暑中見舞いを出しはじめます。また試験が終わって学校の夏休も始まるころで、街は開放的な若者であふれます。海の日もこのころで、海水浴場が開き始め、街だけではなく海も賑わいます。暑いというのは暑さが苦手な人には嫌なことかもしれませんが、もっとも人間が活動的になるころでもあります。

蓮の花が咲く。沼などで大輪の花を咲かせる蓮はインドの原産で、早朝に咲き、昼には閉じます。泥水を吸い上げて清浄な花を咲かせることから、仏教の象徴としてお寺の池などでよく育てられています。上野寛永寺の不忍池を覆う蓮が有名ですね。仏像も蓮をかたどった蓮華座に乗っています。独特の臭気を放っていますが、近くの沼へ蓮を見に行きたくなります。