五台山竹林寺訪問記
| 小野剛
町の工務店ネットさん「土佐ツアー」にて高知五台山へ、
建築家堀部安嗣さん設計「竹林寺納骨堂」を訪れました。
山腹に佇む建築までのアプローチが本当に素晴らしかったです。
境内に入り山門を潜ると美しく古びた石段が見えてきます。
建築家堀部安嗣さん設計「竹林寺納骨堂」を訪れました。
山腹に佇む建築までのアプローチが本当に素晴らしかったです。
境内に入り山門を潜ると美しく古びた石段が見えてきます。
石段を登り切り、本堂から少し脇へそれて行くように小径を歩いてゆくと樹々の
間に納骨堂の姿が。
驚いたのはその軒先の低さ、前を歩く人の肩のラインよりも下に軒先が走っています。
尾根に沿った小径を一度上ってから再度下るという地形を生かした建物の構え、痺れました。
納骨堂の入り口を潜り、さらに坂道を下るように内部へ進んでゆくと光を抑えた落ち着いた空間。
そのまま奥へ進んでゆくと、空への視線パッと開け水盤の音がチョロチョロと響いています。
建築の構成は長方形の平面に寄棟屋根を載せたいたってシンプルなもの、
それなのに訪れる人は、
低い、高い、
暗い、明るい、
狭い、広い、
生と死、水、光、空
本当に豊かな体験をします。
一編の詩のような味わい深い「建築」でした。
〈関連記事〉