暮らしを映すカメラ
Vol.7 ARMANI/SILOS
ミラノのアルマーニ美術館に行ってきました。
建築は安藤忠雄氏。
中心部からは少し離れ、やや殺伐とした駅から歩いた場末にありました。
街中のブランド街に構えるお店とは真逆。またこれがオシャレなのだということでしょうか。

大階段と吹抜といった古典的な設計手法の空間構成。

打ち放し+セパ穴のいつもの安藤建築とは別物の表情。
鏝ムラを残したとてもあたたかい質感。

照明計画のコンセプトは筋金入り。

ボディに着せた服へのデリケートな照明は徹底しています。

最上階のみ、布と建築の間のような存在の輝かく衝立をバックにしています。

吹抜を囲むような展示室の構成です。

縁の出ないスポットライトが生み出す影もまたきれいです。

内照式では無いと思います。
吹抜天井からショーケースの形状狙って光を照射!

もはや珍しい素材ではありませんが、チョコネットにここまで繊細に当てた光を見たのは初めてです。
使用機材:
SONY α7
LEICA 50mm 1.4 SUMMILUX
写真はすべて、ノートリミング、デジタル未処理