我輩は歌丸である。
第48回
フリーダムなのも僕の魅力だよ
ここ数年の歌丸は昔と比べるとお痛がだいぶ減りました。小さな頃はあんな事もこんな事もしたなと思い出します。
なぜ昔の事を思い出したのかと言うと、最近友人が2匹の保護猫を迎え入れたのです。
生後数ヶ月のやんちゃな兄弟の話を聞いていると、歌丸の仔猫時代を思い出します。
友人の愛猫『 雨ちゃん 』がベッドにシッコをしてしまう相談をされ、甘え?病気?発情期?などワチャワチャ電話でおしゃべりをしていました。
なんとその数日後、歌丸が数年ぶりにシッコ事件を起こしました!早朝、足元が濡れている事に気がつきます。久しぶりすぎてシッコをされたという現実を理解できません。
もしや‥‥脳裏にシッコという文字がうっすら浮かんで来た時、ガバッと私は起き上がり大きな声で「なんでっ?!!!」と叫んでいました。
頭を掻きむしりながら、まさか!の考えに至ります。雨ちゃんのシッコ事件に共鳴したのではないか!?
会話をずっと盗み聞きしていて僕ちゃんも久しぶりにやっちゃおう!となったのではないか!あーっ!猫って侮れない。人間の言葉を理解してる。
「チクショー!」と言いながらシッコまみれの足を浮かせ、ほふく前進でお風呂場に向かう途中、上部のトレーが斜めにセットされてるトイレを目にしました。
私、トイレの掃除を途中でほったらかしたまま寝たんだ!後悔先に立たず!
自分のせいならしょうがないと洗濯に励む私を横目に歌丸が日向ぼっこを始めました。
気持ちよさそうにお日様浴びていい身分だね!と睨むと、極道かと思う様な目つきで睨み返してきました。私の負けです。
冒頭お痛が減ったと書きましたが、私の愛用している椅子もソファーも陣取るし、叱っているのにふざけて話を聞かないし相変わらずなんですね。
だからぁ。何度も言うけど僕は僕のしたいように生きているだけ。誰にも何も言わせないのよ!
友人の愛猫達に早く会いに行きたい。やんちゃ兄弟のお話もいつか書きたいと思っていますが、来月はまた別のお話。