我輩は歌丸である。
第78回
僕はギリギリでいつも生きていたいタイプの猫よ
歌丸がセカンドハウスと私の家を行き来する様になってずいぶん経ちます。
我が家にいる期間が少ないので私の猫欲が爆発してしまいました。
という事で広々としたセカンドハウスから、狭い我が家へ強制送還されたのです。
せっかく帰ってきてくれたので先ずはご機嫌取りから始めました。
日向ぼっこする歌丸様へさっとクッションを差し出します。
中々良いクッションではないか!まずは背中で太陽チャージだ!見ておれ!
歌丸様!ありがたきお言葉頂戴いたします!
ひとしきり殿様ごっこをやったので本格的に毛繕いを始めました。
ずいぶん入念にやっているなぁと覗き込んだら足を物にちょこんと付ける癖をやっています。
足を乗せている花瓶には瀕死の状態から助け出したパキラの枝が入っています。
やっと若い芽が出たパキラの花瓶に足を乗せるなんて許せない!
しかしですよ。
自分の足と花瓶の距離が完璧なのは何故なんでしょう?
まさか足を乗せる位置を計算してクッションの後方に座ったのでしょうか?
疑問が多すぎて近くで見てみると、更に驚きの事実が!
花瓶の縁に2本の指をかけバランスを取っているではありませんか!
謎が謎を呼びますが、「まぁ器用な猫ですこと!」の一言で解決としましょう。
お話は変わりまして
歌丸の吐き癖対処法として遂に、脚付食器を導入しました。
早速ご飯を入れてみましたが、歌丸は器の正面から食べません。違う日には左から、右から食べています。
最近は諦めました。たまに正面から食べています。
ある日某有名猫カメラマンがCMをしている、吐き戻し対策のカリカリをいただきました。これは効果2倍ではないか!と期待しましたが、食べてすぐ吐きました。
器の設計をし、カリカリを開発し、CM制作した方々の大きなため息が聞こえました。
それと同時に、これだから猫って良いんだよなぁとデレデレ顔も見えました。
何度だって言うけど僕は猫なの。好きな時に吐くのよっ!
安心してください。吐き癖は軽減されていますよ!
来月も我が家での暮らしをお届けします。それはまた別のお話。