二十四節気の色と食卓
第12回
大暑の色
画/柴田美佳
大暑
7/22 ~ 8/6
梅雨が明け、夏本番を迎える頃。1年で最も暑さが厳しくなる時季です。夏バテを防ぐために、土用の丑の日にウナギを食べる風習となっています。
こよみの色
ひまわりいろ
向日葵色
-
桐始結花
7/22 ~ 7/26
桐の花は、梢高く咲くことからか、花言葉は“高尚”。幹の丈9m、径90cmに達するものもあります。日本でとれる木材では最も軽量で、湿気を通さず割れや狂いが少ない高級木材として、箪笥・筝・神楽面等の材料に重宝されてきました。こよみの色
空
色
季節の一皿
市販の鰻をふっくら美味しく -
土潤溽暑
7/27 ~ 8/1
「溽暑」とは湿度の高い蒸し暑さ。直射熱を浴びた砂浜やアスファルトの灼くる暑さと違い、身に纏わりつく空気の重さを感じます。「土潤」が付くと、暑気が土中の水分を蒸発させ“蒸し暑い”に。「草いきれ」「草の息」はそれを表す季語。こよみの色
藍白
色
季節の一皿
夏の旬、太刀魚がおいしい -
大雨時行
8/2 ~ 8/6
「夕立」とは、夏の暑い日の夕方、突然降るにわか雨。が、実は夕方降るから夕立ではないのです。急な、激しい雷雨を「彌降り立つ(いやふりたつ)雨」といいます。この語が省略され、「やふたつ」になり、「ゆふだち」へとなりました。こよみの色
水色
季節の一皿
枝豆を美味しく茹でる