書籍『「現代町家」という方法』7月発刊!
町の工務店ネットが普及を推進する現代日本の木造スタンダード住宅、現代町家を紹介する本が7月に発刊されます!
(表紙予定)
『「現代町家」という方法』
■ 著者:趙 海光(ぷらん・にじゅういち)
■ 編集:真鍋 弘(ライフフィールド研究所) ■ 発行:建築資料研究社
■ 定価:本体2,800円+税 ■ 発刊: 2018年7月10日(予定)
■ サイズ:B5判 ■ ページ数:全152ページ(4色)
〈書籍内容 〉
1 「現代町家」という考え方
一軒の家から町の家へ / 「現代町家」の三つのルール
コラム◎永田昌民さんのプラン形
2 「現代町家」というスタイル
ベースとゲヤの配置で考える五つのパターン
事例1 各務原・小さな現代町家
「ずらす」 無機質な町に建つ草屋根のスタンダードハウス
事例2 神戸・里山住宅
「囲む」 板の間を土間で囲んで開放的な暮らしの場をつくる
事例3 鹿児島・薩摩町家
「並べる」 水路を挟んで向かい合う母屋とゲストハウス
事例4 新潟・土間コートの家
「離す」 外も内のように使って暮らす雪国のコートハウス
事例5 富山・杉の家
「振る」 地形を生かして二軒が並ぶ荒地のリノベーション
事例6 浜松・濱松町家
「並べる」 土間と板の間でつくる現代の町家暮らし
コラム◎イームズ邸と木造スタンダードハウス
3 「現代町家」の工夫
「現代町家」を構成する20のアイテムと三つの目的
①軒下空間 内と外を柔らかくつなぐ
②内土間 室内に「動く生活の場」をつくる
③縁側デッキ 外にもうひとつの居場所をつくる
④小さな草屋根 手軽につくる空中の坪庭
⑤平角スケルトン 少ない種類の規格材で構造フレームを組む
⑥吊りデッキ 軒先にぶら下がるハイブリッド・デッキ
⑦換気塔 室内に縦方向の風の道をつくる
⑧びおソーラー シンプルな空気集熱式ソーラーシステム
⑨箱階段 暮らしを楽しむ大道具
⑩箱パントリー 空間を仕切る機能キッチン収納
⑪格子戸ポーチ ポーチ 玄関先の半戸外土間
⑫外土間 外を暮らしに使う気持ち良さ
⑬一坪里山 小さな緑のネットワークを町に広げる
⑭離れ 暮らしを切り分ける分棟型のプラン
⑮M窓 フルオープンできる大きな木の窓
⑯目透かし雨戸 日除け・通風・防犯を兼ねた多機能雨戸
⑰鉄板庇 一枚の鉄板を曲げてつくるシャープな庇
⑱厚板 スギ幅はぎパネルとJパネル
⑲箱窓 壁に小さな居場所をはめ込む
⑳Mソファー 居場所をしつらえる道具
コラム◎ル・コルビュジエの教え
4 「現代町家」で町かどをつくる
「現代町家」でつくる四つの町かどプロジェクト
ストリート型の町かどづくり/西三条プロジェクト
鎮守の森型の町かどづくり/里山のある町角 in 蒲郡
袋小路型の町かどづくり/里山のある町角 in 三豊
路地型の町かどづくり/糸魚川プロジェクト
◎座談 家づくりで町かどの風景を変える
伊神斉(伊神建設)/小池一三/趙海光/真鍋弘