ちいきのたより

Vol.120  愛知の知らなかった、あれやこれ。 
愛知県西尾市 イシハラスタイル

愛知県は大まかに尾張地方、三河地方に分けられ、同じ県内でも言葉や文化、価値観が異なります。
県内の地域の分け方には諸説あるようですが、今回訪れた半田市は尾張地方の知多半島の付け根あたりに位置します。
(ちなみにイシハラスタイルのある西尾は三河地方の西三河。いわゆる他県民のイメージする名古屋弁の「だがや・だぎゃー・えびふりゃー!」ではなく。 「〇〇だら~。」「〇〇してみりん。」の話し言葉の文化圏です。)

半田市は古くから醸造の町だったそうで、お酢やお酒で有名な企業がいまも存在しています。

半田赤レンガ建物

「半田赤レンガ建物」
明治時代にはビール工場だったことから、館内では当時の味を再現したビールなども売られていました。

レンガの壁

新しいレンガ(写真手前)と古いレンガ(写真奥)


新しいレンガ(写真手前)と古いレンガ(写真奥)古い壁面には戦時中の空襲の銃弾の跡も残っていたり、やや風化しつつも美しいレンガの壁に歴史を感じます。
半田市蔵の町周辺ガイドマップ
無料駐車場もあるため、お近くの方はふらっと散歩に訪れやすいのではないでしょうか。

案内地図に沿ってふらふら歩き・・。
半田運河橋名板おだやかに流れる半田運河
橋から半田運河をみる。
江戸時代にひらかれた運河らしく、ここから江戸・大阪へ特産物が運ばれていたそうです。
いまは観光地化されて河も整備されていますが、黒い板外壁の蔵などが河沿いに残っています。
今では蔵は博物館的な役割をしていますが、近くにある醸造工場は現役。
休憩所
途中の休憩所。
鳩。
工業の町の運河
工業のまちのイメージが強い愛知ですが、徳川お膝元の名残か人々の生活に身近な文化もまだまだ残っていて面白いです。
また古い町並みを守ろうとする、そこに住む人達や企業の愛や民度の高さのようなものも感じました。
また訪れてみたいです。

佐々木陽子
ちいきの記者
佐々木陽子ささき・ようこ
イシハラスタイルでは一番下っ端ですが、ひとつひとつ丁寧に! を目標に奮闘中です。
地元は島根県ですが結婚して愛知県安城市で暮らしています。
外から見たこの地域の面白いこと、素敵なところを伝えていけたらいいな、と思っています。

 

愛知県西尾市イシハラスタイル施工事例
(株)イシハラスタイルいしはらすたいる
愛知県西尾市寺津町亀井22
TEL:0563-58-1231
URL:http://www.ist-a.com
イシハラスタイルは棟梁の志を持ち、地元の豊かさを大切にする工務店でありたいと考えています。
住まい手としっかり繋がって、設計、デザイン、現場、暮らし、建物、庭、環境が一体になった家づくりをめざしています。
建築は繋がりから生まれるものだというのが、わたしたちの考えです。いい家を建てるのは誰かと問えば、それはいいお客様が建てるのです。わたしたちがいい工務店になるには、いいお客様と出逢い、いい繋がりを持ちながら一緒に取り組むことが不可欠なのです。そして、設計士と大工と職人、家具デザイナー、メーカー、作庭師たちがいい関係で繋がったプロ集団としてお客様のための家づくりに向かう。そんな繋がりを大切にして、この一棟と真摯に向き合い、丁寧に丁寧に考え抜き、これでもかこれでもかとより良いものを探る。
お客様との対話にも、設計にも、工事にも、そして引き渡してからのおつきあいにも、
すべてにおいて匠の精神を注ぎ、家づくりに取り組みたいと考えています。

ちいきのびお参加工務店さん全国図

ちいきのびお