二十四節気の色と食卓
第13回
立秋の色
画/柴田美佳
立秋
8/7 ~ 8/21
立春から半年が経ちました。暦の上では、立秋から立冬の前の日までが秋となります。秋とはいえ残暑は厳しく、実際には一年で最も暑い時季にあたります。また、この日から「残暑見舞い」となります。
こよみの色
つゆくさいろ
露草色
-
涼風至
8/7 ~ 8/11
暦の上では秋ですが、暑さは続くこの時期。空を見上げれば、モクモクと垂直に伸びるキノコのような夏雲が。でもその上に、サッサッと横に広がる大きな刷毛の跡のような秋雲が見え隠れ。季節とは日々僅かずつ巡っているのですね。こよみの色
薄浅葱
色
季節の一皿
夏にさっぱり、冬瓜のひすい煮 -
寒蝉鳴
8/12 ~ 8/16
ヒグラシは秋の季語ですが夏蝉です。甲高い鳴き声から「カナカナ蝉」とも呼ばれます。緑色の地に黒色や赤褐色の斑紋、ハネは透明でわずかに緑味を帯びています。涼しげな鳴声ですが、暑中の涼であって、いかにも夏を感じさせます。こよみの色
浅葱
色
季節の一皿
旬の北海道産昆布でとった出汁で、
素麺をいただく -
蒙霧升降
8/17 ~ 8/21
「蒙霧」とは、纏わりつくように立ち込める濃い霧。「霧」とは、地面に近い空気が冷やされ、水蒸気が凝結して小さな水滴となって浮遊している状態です。同じ現象でも、見通せる距離(視程)が1km以上の場合は、「靄」と呼びます。こよみの色
花浅葱色
季節の一皿
天草から、手作りところてん