ちいきのたより

Vol.117  価値あるものを未来へ[金谷町家―建物再生Labo-] 
静岡県島田市 アクトホーム

ちいきのたより第117回価値あるものを未来へ[金谷町家―建物再生Labo-] 静岡県島田市 アクトホーム

 

ちいきのたより第117回価値あるものを未来へ[金谷町家―建物再生Labo-] 静岡県島田市 アクトホーム

季節は二十四節気【寒露】の初候、七十二候の【菊花開:きくのはなひらく】。

遡ること半年前。
縁あって、築100年の古民家を
アクトホームが譲り受けることになりました。

さて、この建物をどうしようかと考えながら
スタッフが初めて足を一歩踏み入れたとき
「この建物を残したい!」と思ったのがはじまりでした。

金谷町屋建物再生Laboロゴ

場所は、JR金谷駅から大井川河原までつづく旧東海道沿い。
金谷宿の街並み
江戸時代、このあたりは「金谷宿」とよばれる宿場町でした。

その後、商店街となったこの通りですが、現在は、御多分にもれず、シャッターを閉めていたり、空き地になっているところを数多く見かけます。

創業113年となる弊社は、明治創業当時から平成はじめまでこの建物が建つ金谷扇町に、工場をかまえていました。

“この地域が、年々寂しくなっていくことに歯止めをかけたい!”
“「古い建物」=「解体」ではないということを知ってもらいたい!”

そんな思いで、“古民家リノベーション”がはじまりました。

譲り受けた当初の建物は100年の間に幾度かのリフォームがされ、天井や床、壁など、いたるところが新建材で覆われていて、なんだか息苦しそうに感じました。

リフォーム前の古民家の玄関


まずは呼吸のできる家へ。

覆っている新建材を取り除くと、その下から立派な梁が姿を見せました。

古民家の大きな梁


すべてを新しく更新してしまうのではなく、

●魅力ある古き良きモノは残し、すでに役目を果たしたモノは新規に換えていく。
●再利用できる部分、手を入れていく部分、新しくデザインしていく部分の区分けを。
●建物の防水や構造関連は根本的に治癒をし、水回り設備等は新たな提案をする。
●新しくデザインしていく部分は、地域性・自然素材・職人の手わざを活かしたものに。

▲リノベーション工事中の写真


以上のコンセプトをもとに、この建物は「金谷町家」として生まれ変わりました。

金谷町屋へリノベーション後

これから何に使うの?
誰かが住むの?
古民家カフェでもはじめるの?
と地元ではちょっとした噂になっているようですが…

現在は、弊社のリノベーション事例として、予約制で、お客様にご見学いただいています。

新型コロナウイルスが落ち着いたら、イベントなども開催するかも?でもまだもう少し先のことになりそうです。

齋藤実保
ちいきの記者
齋藤実保さいとう・みほ
静岡県島田市の工務店、アクトホーム(株)に入社して3年目。育てている植物の生長を観察するのが日課になりました。仕事に慣れて余裕が出てきたら、ちいきのたよりで見た景色を見に、色々な地域に行ってみたいなあ、なんて考えています。

 

アクトホーム
アクトホーム(株)あくとほーむ
静岡県島田市島76-1
TEL:0547-45-3101
URL:https://www.act-home.jp
地域のヒト・モノ・ワザを活かした「大井川ブランド」の住まいづくり。「創業113年」アクトホームのつくる「木の家」は、業界最長の60年保証付き。自然エネルギーを活用した住まい。地域の良質な素材と、職人の技でつくる住まい。「地震に強い・健康・省エネ住宅」をテーマに、豊かで快適な暮らしをご提案します。
当社1階「アクトCafé」では、“スローライフを体感する会”を毎月開催しています。みなさま、お気軽にご参加ください。(※新型コロナウイルス感染、拡散防止のため、2020年10月現在は一時休止中)

ちいきのびお参加工務店さん全国図

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