大暑
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たいしょ
暑気がきわまる。太平洋高気圧がはりだして、快晴が続き、空には積乱雲がむくむくと起き上がり、夕立が降ります。酷暑三十日は別名三伏とも呼ばれ、小暑の終わりごろから初伏がはじまり大暑のあたりは中伏と呼ばれます。次は立秋となるため小暑の終わりごろとこの大暑の期間はすべて五番目の季節・土用となります。うなぎを食べる土用丑の日があるのもこのころですね。秋までもうすぐ、滋養をつけて夏バテを乗り切りましょう。
- 念力のゆるめば死ぬる大暑かな
- 村上鬼城
桐始結花
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きりはじめてはなをむすぶ
桐の実がみのりはじめる。桐の花は古くから豊臣秀吉が使ったり、内閣総理大臣の紋章だったり、日本の政権担当者を表す記号でした。花の数によって五七の桐や五三の桐などバリエーションがあります。紫色の花が咲くのは初夏のころなのでこの七十二候は花が実を結ぶことで桐の実がみのりはじめます。ですが高いところにありなかなか見られません。桐の実が割れるとなかには蝶のような種が入っています。発芽率も高くどんどん増えます。
- 鳴らざれば気づかざりしに桐は実に
- 加倉井秋を