大寒
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だいかん
とても寒いとき。立春を二十四節気のはじまりとするなら大寒は一年の終わりで、冬の終わりでもあります。だんだんと日脚が伸び、昼が長く、少しづつあたたかく感じられるころ。とはいえまだ寒いですね。二十日正月といってもう正月ではなくなるころでもあります。一月二十五日には各地の天満宮で初天神が開かれ、落語のように親子連れが露店をひやかしているかも。
- 大寒の残骸として飼育室
- 曾根毅
款冬華
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ふきのはなさく
蕗の花が咲く。初春に日本全国の路傍などで顔を見せる蕗の薹、ほろにがい風味が初春の食卓を彩るけれど、フキノトキシンという肝臓に毒な物質がふくまれているので灰汁抜きをする必要があります。そういえば小学校の教科書に「ふきのとう」という工藤直子さんの詩が載っていましたね。覚えていますか?「ふかれて ゆれて とけて ふんばって もっこり ふきのとうがかおをだしました」。
- 竹藪や星座にてある蕗の薹
- 飴山實