立夏
-
りっか
夏のはじまり。ゴールデンウィークが終わり、田植えがはじまるころ。野山の新緑が美しい時季になりました。五月になるともう肌寒い日もなくなるので更衣をします。生徒も黒い制服を脱ぎ白シャツを着たり白いセーラー服になったりで街も軽く華やかになりますね。更衣駅白波となりにけり/綾部仁喜の俳句のような光景があちこちのターミナルで見られます。ただ、五月病には気をつけたいものです。
- 楠に風東海大学夏に入る
- 長谷川櫂
蚯蚓出
-
みみずいずる
蚯蚓と書いてミミズが地上に出る。道や公園などでミミズがはい回るのを見かけるようになるころです。なぜミミズが地上に出てくるのかというと、雨水に追い出されて、繁殖のため、月の満ち欠けの影響などいろいろな理由があります。路傍でミミズが迷っていたら小枝で土に戻してあげるなど、助けてあげたいですね。十五日には京都の賀茂神社で葵祭が開催されます。
- 蚯蚓の屍の黒き一寸天皇史
- 齋藤愼爾