我輩は歌丸である。
第53回
僕ら家族しか受け入れないよ
今月は可愛い猫ちゃん達に会いに行ったお話です。20年来の友人が保護猫2匹(兄弟)を迎える事になったのですが・・
友人の家には茶々君という立派なお猫様がいますのでトライアル期間が設けられました。
すぐに仲良くなるだろうと思っていた友人の目論見は外れ、茶々君と仔猫達の間には不穏な空気が流れます。泣く泣く諦めようとしたその時!茶々君が少しずつ心を開き始めたのでトライアル延長!無事2匹の受け入れが決まりました。
2匹の名前は 映画「おおかみこどもの雨と雪」※1の主人公2人からとって「雨と雪」に決定しました。会う前に考えていたらしいのですが実際に会ってみるとそれぞれの性格が主人公2人とぴったりだったそうです。
そんなお話を聞いていた私は彼らに会える日を楽しみに待ち、とうとう会いに行く事ができました。まずは無関心を装い部屋に入っていったのですが、2匹は蜘蛛の子を散らすように逃げていきます。雪ちゃんに接近したらシャーッ!をお見舞いされました。
雪ちゃんはほっそりとした美しいお顔と白い毛を持ち、まるで白狐のようなのです。
白狐様の逆鱗に触れてしまった!と私は怯み、雨ちゃんはというと知らんぷりを決め込んでいます。
1人と2匹が歩み寄れない事は明白でしたが、友人は私の為にちゅーるで距離を縮める作戦に出ます。可愛らしい雪ちゃんが「今日の所はお引き取り願おうか」と睨みをきかせてきたので「かしこまりました」と返事をした次第です。
私の家に客人が来た際には歌丸の可愛さを知ってもらいたくてたまらなくなり、あの手この手で仲良くさせようとしますが難しいです。友人も同じ気持ちだったのではないでしょうか。
帰り際、茶々君にご挨拶したら可愛らしい声でミャアと答えてくれました。
雨ちゃん雪ちゃん!私は諦めてないぞ!また会いに行くからね!
ところで僕のお話は?
来月書くから我慢して!それはまた別のお話。
ID:ame_yuki _chacha