びおの織り子たち
「ヤドカリプロジェクト」第1号お披露目&セミナーに参加してきました
先週末、以前びおで紹介させてもらった「ヤドカリプロジェクト」の第1号が完成したというので、
そのお披露目会と、今後中古住宅を取得しようと考えている人向けの住宅取得セミナーに参加してきました。
ヤドカリプロジェクトとは、①空き家を買う。②資産価値を回復させるため空き家を全面的にリフォームする。③自宅兼事務所として使用したあと転売し、利ざやを元手に次の空き家を買う。これを繰り返しヤドカリのように移動しながら空き家を次々によみがえらせていくプロジェクトです。
こちらがそのプロジェクトの1号目のお宅。浜松市の市街地からも徒歩圏内の住宅街にあります。
まるで以前の状態がイメージつかないくらい綺麗にリノベーションされていますが、
この物件、築58年の木造平屋建ての住宅を一度スケルトンにした後、改修・補強したもの。
ガルバリウム鋼板の住宅はよく見かけますが、シルバーに統一されたデザインは初めて見たような気がします。
白や半透明な素材と合わせてとても洗練されていました。
セミナーは、居間で行われました。窓にスクリーンを張ってお話が始まりました。
まずは、白坂さんはどのようにしてこの土地、物件と出会ったのか。その物件探しのコツを教えてもらうことに。
編集長の私も、今はマンション住まいですが今後いつかは自分でリノベーションした家に住みたいかも……。
なんて淡い希望を持っているので、白坂さんの伝授する住宅の探し方を参考にしたいと思い参加しました。
白坂さんの考える、中古物件の探し方の注意点は次の二点。
- 見た目ボロボロな家はいいが、骨組みボロボロはだめ。
→耐震性を確保するために、骨組みの交換、補修が多くなりかえってコストがかかる。
→どうすれば避けられる?インスペクション(既存住宅状況調査)資格を持った人に頼む
- ハザードマップの確認(津波・洪水投の立地リスクを把握)
→洪水、津波、土砂災害などあらゆるケースを検証する。
一つ目はなかなか個人では把握しづらいところですが、そんな時は白坂さんのようにインスペクションの資格取得者に相談すると良いそうです。
また、探したのは主に一般的な不動産サイトで、誰でも検索できるとあって安心しました。
家の中はこんな感じになっています。梁や柱はそのままにむき出しにしていました。
本棚は壁のベースは大工さんにお願いして、珪藻土を塗るのは自分たちでDIYで行ったそうです。
改修コストをなるべく下げるには、職人さんの手間を減らすように設計すること、自分でできることはDIYで。
とあらかじめ考えていたそうです。
ちなみに、この家を販売することになったらどのくらいの値段で売る?との質問には、
2500万円くらいですかね、と答えた白坂さん。
どうでしょう、みなさん。
最近は、新築でなくてもいいから持ち家を、という層が多くなっているようで、
中古物件への注目が高まっています。
少しでもライフスタイルにあった暮らしのできる住宅にすみたいですよね。
そんなとき、ヤドカリプロジェクトのような取り組みは参考になるかもしれません。(志)