住まいのグラフィティ
Vol.2 薩摩町家&離れ
ぷらん・にじゅういち
鹿児島県の姶良市に、土間と軒下のある「離れ」をつくりました。
6年ほど前に建てた母屋と水路を挟んで向かい合っています。
「離れ」の土間は北にむかって大きく開いています。
その大きなガラス戸のうえには軒が張り出していて、雨の日、軒下に椅子を持ち出すと、雨の匂いとトタン屋根をたたく雨音に全身が包まれます。
日本の風景って水性だなあって思います。
でも、土間も縁側も軒下もいまどきの家からはなくなって、水を感じなくなりました。こんなに気持ちがいいのに、どうしてなくなってしまったのか?ちょっと不思議な気がします。
趙 海光
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上写真/北にむかって開く土間と軒下空間。表題写真/北に広がる庭の全景。正面に見えるのは母屋
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南の玄関から北の庭に土間が広がる
![](https://bionet.jp/wp-content/uploads/2017/10/E9A0947.png)
玄関のすぐ横に隠れ家のような居間がある
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ガラス戸を閉めた状態の土間と庭
![](https://bionet.jp/wp-content/uploads/2017/10/E9A0928-682x1024.png)
庭の全景をタテの写真で見る
この建物は、創建のモデルハウス&ゲストハウスです。
写真 上田明