びおの珠玉記事

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牡蠣の旬は本当に冬?

牡蠣を食べる

同じ材料をつかって、和風、洋風でいただいてみました。

牡蠣の松前焼き

松前焼きとは、昆布の上に具材を並べて焼く料理の総称。今回は当然、牡蠣の松前焼きです。

材料
牡蠣のむき身
昆布
しめじ(という名前で売っていましたが、ヒラタケ?)

ミニマムに牡蠣だけで、とも思いましたが、牡蠣と昆布からでる旨みに誘われて、しめじも一緒に焼いてみました。

昆布

昆布は水で軽く戻しておきます。

カキ

牡蠣は流水で洗い流したあと、塩水でもみ洗いをします。

網に昆布を敷き、その上に牡蠣としめじを並べます。牡蠣には塩と酒をふりました。
あとは昆布がコゲない程度の火加減で、牡蠣に火を通します。

出来上がり。昆布の旨みが牡蠣に染み込んで、酒の肴にぴったり! もちろんご飯のおかずにもなりますよ。

牡蠣のバター炒め

同じ材料で洋風のものもつくりました。牡蠣はヨーロッパでも親しまれているだけあって、こういう料理もぴったりです。

材料
牡蠣のむき身
しめじ(ヒラタケ?)
にんにく少々
バター
白ワイン

フライパンにオリーブオイルを熱し、刻みにんにくを炒めます。

その後牡蠣を投入、ざっと火が通ったところでしめじを入れ、白ワインを振り、塩コショウをしながらさらに炒めます。

材料に火が通ったところで、バターを入れて出来上がり。仕上げにバジルと、醤油をほんの少々を振ってみました(ヨーロッパはどこに…?)。
酒飲みには松前焼きが、ご飯のおかずにはバター炒めが好評でした。
牡蠣は加熱するとかなり小さくなってしまうので、少し多いかな、というぐらいの量で調理するのがおすすめです。

参考文献
森は海の恋人 畠山重篤著 北斗出版
牡蠣礼讃 畠山重篤著 文藝春秋
旬の食べ物には驚異的な薬効あり 中村幸昭著 朝日ソノラマ
ひなびたごちそう 島田雅彦著 朝日新聞社