ヨリドコロえんがわ

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えんがわスクール

ヨリドコロえんがわの入り口ではくまもんがお出迎え

ヨリドコロえんがわでは、基本的に毎月2回「えんがわスクール」を開催しています。

アート、クラフト、料理、生活文化、教養、音楽、健康など、様々な分野を「学ぶ・体験する・交流する」ことを目的とした企画です。

えんがわでは、作家さん達の作品を見たり、購入したりすることもできますが、お客様自身が実際に手を動かして、作品になる喜びや難しさなどを体験することで、よりモノづくりへの関心が高まったり、一緒に制作した方々や講師の方と繋がったりと、様々な良い結果をもたらしてくれると思っています。

講師の方は、普段から教室を中心に活動されている方や、教室を通して作家活動を知ってほしいと願う方、新しい出会いや交流を楽しむことを目的とされている方など様々です。

アロマ石鹸を作る子

お子様でもできるアロマ石鹸づくり


編み物をする手

手も口も動かしながら、楽しく編み物

手作りほうき

可愛くて、使いやすいほうきづくり
しめ縄作り

年末には、地域のご年配の方々から学ぶ〆縄づくり

えんがわスクールは、その名の通り、「学校」をイメージしており、1限目~3限目まで あります。

毎週金曜日はスパイスカレーのカフェも営業しているので、午前と午後の教室を受講される方は、お昼休憩に美味しいカレーを食べ、お茶をすることも楽しみのひとつになればと思っています。

通常は、講師の方から教室開催のお申込みを受けているのですが、ときには私たちからアプローチして、教室を開催して頂くこともあります。

中でも人気な教室が、曲げわっぱ弁当箱づくり。

熊本の伝統工芸の一勝地曲げを受け継いでおられる「そそぎ工房」さんをお呼びして、初心者でも木のお弁当箱が作れます。

曲げわっぱ作り体験

杉と檜を使った曲げわっぱ弁当箱は、木の良い香りが漂い、お弁当づくりが楽しくなりそうです。

曲げわっぱのお弁当

私も愛用している一人ですが、昼にお弁当を開けたとき、ご飯が爽やに感じます。プラスチックのお弁当箱なら、蒸れた感じがあるのですが、このお弁当箱は違います。また、自宅に帰って洗うときも、とくに嫌な臭いもせず、「今日もおつかれさま。」と丁寧に洗いたくなるようなお弁当箱です。

他にも、樹子工房で木のスプーンづくりも開催しており、今後、少しづつ木の魅力を伝えられるような教室も増やしていきたいと考えています。

木の手作りスプーン

えんがわスクールはまだまだこれから楽しくなりそうです。

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著者について

森川瞳

森川瞳もりかわ・ひとみ
熊本県熊本市出身。
5人兄弟の末っ子で、小さい頃の遊びは、兄達と虫探しや自然遊びをすることばかり。10代後半に犬小屋を建てたことがきっかけで、木工をはじめる。
23歳のとき、本物の家具職人の仕事を見るため一年間、飛騨高山へ。
そこで体験した出来事や出会った方々が刺激となり、木材だけでなく、森への関心を生む。
熊本へ戻り、「木や森のことを伝えること」を目的とした木工教室をはじめる。その後、教室がきっかけでミズタホームに入社。
現在は「樹子工房」という名前で家具小物の製作や、木工教室、広報、企画、ショップの管理などを担当している。

連載について

熊本甲佐町にあるその店は、日々「何かしたい」と「何か感じたい」の気持ちに溢れる人達が寄り集まる場所となっています。 ある日は一日カフェ店長として、ある日はフラリ訪れてみたお客として、またある日は駆られた衝動で作り上げたモノを売る創作家として…。 "作る喜び" と "生きる喜び" が緩やかに漂うレンタルカフェ&スペース「ヨリドコロえんがわ」より、工務店女子兼店長である森川瞳さんが、日々の体験や思ったことを綴ってくれます。