ちいきのたより

Vol.112  堀部安嗣さんに家づくりのインタビューをしてみた 
静岡県富士市 マクス

季節は、立秋の次候で【鶺鴒鳴:せきれいなく】。
セキレイは鳥ですが朝晩はヒグラシがまだ鳴いています。昼間はミンミンゼミ。聞くだけで暑くて、汗が出てくる。

でも、人間て、暑い時だけ汗をかくわけでは、ないんですね。
恐怖を感じると冷や汗が出ると言いますし、
極度に緊張すると、変な汗?が出ます。

というわけで、変な汗をかいた(理由は本文へ)社長の鈴木です。

マクスの社長ブログでは、家づくりの現場風景をお届けしております。
社長ブログでは、先日竣工の、伊豆の国市の堀部安嗣建築設計事務所の設計の住宅について、書いておりますが、こちらの「びお静岡東部版」でも、珍しく住宅のことを書いてみようと思います。

(編注 今回の内容は、マクスさんによる「びお静岡東部版」からご寄稿いただきました)

でも、社長ブログとは一味違う、「導線」という暮らしの視点から。
堀部安嗣さん
こちら、建築家の堀部安嗣さん。
サムギョプサルと「男前ジョッキ」なる巨大ジョッキを前にピースして笑っておりますが、建築業界では、めっちゃ厳しい、怖ーい人、というイメージ。

ありがたいことに、堀部さん設計の住宅を2軒、工事の担当をマクスでさせていただいたので、こんなところにも連れて行ってもらえる様になったのですが、少し前までは雲上人で声もかけられなかった方です(笑)。

で、皆様には、もしかしたら…
焼き肉を前にピースをしているただのおじさんに見えるかもしれませんが、
いやいやいや、やっぱりすごいのです。

堀部建築と言えば、その抜群のプロポーションの佇まい、が建築関係者から絶大な支持を受けているのですが、実は、生活者目線の「導線」とか、やっぱりすごいなぁ…と工事をさせていただいて痛感したのです。

例えばこちら。
寝室に繋がるウォークインクローゼットと廊下
手前の寝室から向こうを見ると、ウォークインクローゼット、トイレ、そして洗面・浴室へと繋がっています。

反対の洗面側から見ると…
廊下からみた寝室
寝室が見えます。

けれど、トイレや手洗いは、お客さんが来た時に使うので、寝室が丸見えじゃ困ります。
寝室のドア
なのでシュッと。

同じ様に…
玄関からシューズクロークを抜けてキッチンまで
玄関から、リビングへ行かずに横を見ると、シューズクローク、パントリーを通って、キッチンまでの動線が。

でも、やっぱり来客時には見えちゃ困ります。
玄関からパントリーを見えないようにするドア
なのでシュッと。

シューズクロークも見せたくない場合は、
シューズクロークの引き戸
も一つ手前もシュッと。

この辺は、実際に建物見ると、唸っちゃうんですよねぇ…。

さて、そんな堀部さんですが、写真の腕も玄人裸足。
カメラを構える堀部安嗣さん
二眼レフのカメラでお施主様の記念撮影をする堀部さん。

けれど、後ろの2つのライトは、実は私のもの。
そう、おっさんユーチューバー目指してますからね。
こんなのも、持ってるんですね(笑)。

そこで!なんと堀部さんにお願いをして、「家づくり」について、インタビュー動画を撮らせていただきました。

一般の方にも、きっとお役に立つ、素敵で面白い動画だと思います。
ぜひ、ご覧くださいませ。

堀部さん、そしてもちろんお施主様、本当にありがとうございました!

鈴木克彦
ちいきの記者
鈴木克彦すずき・かつひこ宮大工だった曽祖父から地元富士市で4代目、木と向き合って日々奮闘中の一級建築士。大工の口伝で『わからないことは木が教えてくれる』と言うけれど、話しかけても声が聞こえないぞ…? そんな時は海に聞こう! というわけで、月に一度のボート釣りで命の洗濯。だからちいきのびおでは駿河湾のお魚ネタが多いです(笑)。

 

株式会社マクス
(株)マクスまくす
静岡県富士市大淵3256-2
TEL:0545-36-2882
URL:http://www.macs-inc.co.jp
静岡県富士市の工務店のマクスです。丈夫で長持ち、そしてあたたかくて気持ちのいい、自然素材の木の家をつくっています。住む人がずっと「安全に、健康に、楽しく」暮らせる家づくりを目指しています。これからも、地域に密着した家づくりを大切にし、地元の方々から信頼される存在であり続けたいと思っています。

ちいきのびお参加工務店さん全国図

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